暗闇が
背中に触れても
治らない
痛みを抱えている
一緒に
泣いてくれる?
線香花火が
落ちるまでの間に
世界が
僕の両手
さらには両足を
縛って
この言葉を
紡がせようとするように
こんな戯言が
誰のもとへと
届くかなんて
知ったこっちゃない、と
愚痴ることしかできない
夜の一刻 . . . 本文を読む
一歩、いっぽ、探しつづけて歩いては、意味の蒙昧な空想の部屋で独り遊ぶ。空気を胸一杯に吸い込んで、弛んだ日常の醜悪な下腹部にくどくどと愚痴をぶつける、僕は兵隊。日々のくたびれた妄想、その他ありふれた煩悩に嫌気が差して、空中で分解をしていく僕の昼間の想像に、奪いたての真っ白な羽を取り付けては、さんざめく明日の約束に腹を立て、隊列を成して行くものたちへの乾いたエールを、僕は既に夜に置き忘れて嘆いては、 . . . 本文を読む
細密な記憶を辿った
今宵の僕は
ただ溶けるほどの
甘い蜜を
貪る
怠惰な羊
風を受けて
戦慄く僕らは
きっと
春にも咲かないサクラみたいに
不条理を叫ぶ獣
楽な人生など
なかったと
でも
これはこれで
満足のいくものだったと
いつか
言えるもんだろうか?
夜が明けるとき
僕は何気なく欠伸をし
手を伸ばし
僕を包み込む大気に
天地創造の端緒を観る . . . 本文を読む