水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

水色の気分、明けない夜に投げキッスだけ

2016年10月31日 00時17分03秒 | 詩編
 優劣、競って、埓の明かない夜  狭い視界を、どれだけ押し広げたって  何を、得るのか分からない暗闇の世界  溶けない砂糖を、何度攪拌したって、  意味もなく、出された君の舌は  夜明け前の狂気に浮き彫りにされて  楽観を提供するダンスミュージックに  連れ去ってイカレルままに…… . . . 本文を読む

何かを映した哀切なるトポロジー

2016年10月31日 00時16分33秒 | 詩編
 セミロングの哀切が  解説を投げ捨てて   蝉時雨のなかを  猛スピードで  翔けていく  何だったかな?  君の笑顔は  いつか夕暮れへ溶けるって  そんな幻想を  何度も思い浮かべてるんだ  明日をかなぐり捨ててまで  成し遂げようとした今日の夢想でさえ  もっと燃える火に  針金を投じるように  酔うほどに熱いテキーラを  喉元を貫かせては  一天の欲望を  ゴミ箱へ放り投げる顛末を用 . . . 本文を読む

森が歌う、夕闇を背景にして

2016年10月31日 00時16分03秒 | 詩編
 佐藤、失敗は明日へ薪として供給しよう!  夢、青く、散り散りに果てても  旅、何事もなく、つづいていくように……。  飯田、酒を酌み交わすなら新宿で!  せっかく、10年ぶりに再会したんだし  ここは、10分の1くらい持ってやるよ!  トイレ、行くなら今だぜ。  森の中で、歌いながら、済ますんだよ……。  楽観なんて、  安っぽいデジャヴを信じるのと、一緒さ。  透明な罪悪全部、今宵のディナ . . . 本文を読む