優劣、競って、埓の明かない夜
狭い視界を、どれだけ押し広げたって
何を、得るのか分からない暗闇の世界
溶けない砂糖を、何度攪拌したって、
意味もなく、出された君の舌は
夜明け前の狂気に浮き彫りにされて
楽観を提供するダンスミュージックに
連れ去ってイカレルままに……
. . . 本文を読む
セミロングの哀切が
解説を投げ捨てて
蝉時雨のなかを
猛スピードで
翔けていく
何だったかな?
君の笑顔は
いつか夕暮れへ溶けるって
そんな幻想を
何度も思い浮かべてるんだ
明日をかなぐり捨ててまで
成し遂げようとした今日の夢想でさえ
もっと燃える火に
針金を投じるように
酔うほどに熱いテキーラを
喉元を貫かせては
一天の欲望を
ゴミ箱へ放り投げる顛末を用 . . . 本文を読む
佐藤、失敗は明日へ薪として供給しよう!
夢、青く、散り散りに果てても
旅、何事もなく、つづいていくように……。
飯田、酒を酌み交わすなら新宿で!
せっかく、10年ぶりに再会したんだし
ここは、10分の1くらい持ってやるよ!
トイレ、行くなら今だぜ。
森の中で、歌いながら、済ますんだよ……。
楽観なんて、
安っぽいデジャヴを信じるのと、一緒さ。
透明な罪悪全部、今宵のディナ . . . 本文を読む