さっぱり知らぬ社会にはびこる罪悪など 2016年12月05日 19時16分33秒 | 詩編 憂いを纏った電信柱の黒い列が 生命を創り上げた海の上を ズンズコズンズコと前進する暗夜 悔恨に満ちたその道のりを 重たそうな足取りで進む様は 文明の罪悪を両肩に載せて歩んでいるよう 眩しく光る空の月は そんな重荷にはちっとも与らない様子で 軽やかに夜の海を泳いでは 無意味な光を世間に横溢させている 僕もあの光のように 透明に暗黒へと溶けて消えてゆけるだろうか 約 . . . 本文を読む