水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

雪降るふる里

2017年06月19日 21時04分37秒 | 震災詩篇
君は 螺旋を描いて 落ちてくる ゴールはどこ? って落ちてくる。 世界が揺れたとき 訪れた悲しさも 罪深く天が広がった挙げ句に 堕ちた天使と何も変わらない よくまあ、掌を真反対にしたもんだ 僕らの信念はヤワなもんなんだろうか? . . . 本文を読む

時遅くして、陽炎は立つ

2017年06月19日 15時14分15秒 | 詩編
金輪際語らぬと決めた、はずの 物語を再び語り始めた僕は 含みを持たせて、理解の断崖を海から眺めて、貴重な余暇を使い果たした。 心の余白をかき鳴らす この性を、僕はいつだって持て余してる。 いつの間にやら起きた事象は 不意に僕の運命を組み替えた 列島を覆い尽くした 劣等感を追い払うべく 瞬きをして、走り出すのです、この広原を意味もなく! 用件を済ませぬうちに 持ち場を離れるなんて まず有り . . . 本文を読む

世界三大僕

2017年06月19日 12時25分04秒 | 詩編
大体ねー、 苦悩はこの人生への意味付けのためにあるんだよー だから、無駄なことはないって、堂々と言えるんだよ。 暗く辛い道は、ただ辛く暗いわけじゃないってことだ 僕は、世界に三人いる、正直な話。 無限に放り出される美意識と自意識と、審美眼が大胆に燃やされる光景を見る。 ああ、俺はアホか? 未来の焼却炉へ、逃げ込むガラクタの 情けない絶叫が、僕の耳をもてあそぶんだよ! . . . 本文を読む