ビル風まとって走る君を 2017年06月13日 00時20分38秒 | 詩編 いつからだろう? 梟が鳴き出す夜のビルの隙間 僕の愚かさがほえ出す時刻に 君は決まって、眼を見開く 僕らの意識を繋ぐ夜空の星は 干からびる前に 僕らに愛を届けようと 必死だ 盛んに色づいた街のネオンが アルタイルの光のように 赤く染まってゆく 明ける前のささやかな押韻に 不束な意思を観る! 走る、君は決まって、ビル風まとって! . . . 本文を読む