不安定さをまとって
踊る君の
真っ白な横顔は
真夜中の疲れを
僕の網膜に焼きつける
レモンジュースを
飲み干すだけで
解決する問題が
この世には
多すぎる
心ひとつ
take it easyで
駆け抜ける
未来の鏡の向こう
次こそは笑って
居る自分を見れますように . . . 本文を読む
深く
深夜に潜む哀愁を
その仮面を
僕らの手が
引っ剥がすとき
水色は
ゆろゆろ
真理に浸りつつ
じっくりと寂しさの行く末を案じて
チロルの囁く声に寄り添って
其を匿いつつ
恙無き未来を彩る呪いとなって
明日の水平線へ駆けて消えていく
消えていくのさ
僕らの期待をかき消してしまうように!
そしたら暗黒舞踏を踊る翁だって
起きない少女の額に手をやって
微笑みを投げかけるんだ
暗黒に限りなく . . . 本文を読む
ひと粒のキャンディを
舐めまわすように
暮れゆくサンデイ
ひとつの意志は
アレクサンドロスの千の騎兵に
乗り移って
カスピ海に消えた
ムーランルージュの淡い光に
高校生活の酸いも甘いも抱きしめられるように
今輝いた . . . 本文を読む
パカッと携帯の画面が割れて
そこから月が顔を出したら
眼下には揺らぐ街
犇めく女たちは誰待ち
ルーデンスは繋いだ
焦らす電話線のその先
青く魔法がかけられる価値が
間違いなくあるだけ
パケットの量に目を覆いたくなるだけ . . . 本文を読む