水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

適当に参れば

2017年11月10日 03時02分59秒 | 詩編
不安定さをまとって 踊る君の 真っ白な横顔は 真夜中の疲れを 僕の網膜に焼きつける レモンジュースを 飲み干すだけで 解決する問題が この世には 多すぎる 心ひとつ take it easyで 駆け抜ける 未来の鏡の向こう 次こそは笑って 居る自分を見れますように . . . 本文を読む

暗黒舞踏の午後

2017年11月07日 02時20分28秒 | 震災詩篇
深く 深夜に潜む哀愁を その仮面を 僕らの手が 引っ剥がすとき 水色は ゆろゆろ 真理に浸りつつ じっくりと寂しさの行く末を案じて チロルの囁く声に寄り添って 其を匿いつつ 恙無き未来を彩る呪いとなって 明日の水平線へ駆けて消えていく  消えていくのさ 僕らの期待をかき消してしまうように! そしたら暗黒舞踏を踊る翁だって 起きない少女の額に手をやって 微笑みを投げかけるんだ 暗黒に限りなく . . . 本文を読む

リャントン半島世界は乱闘

2017年11月04日 23時15分46秒 | 詩編
ひと粒のキャンディを 舐めまわすように 暮れゆくサンデイ ひとつの意志は アレクサンドロスの千の騎兵に 乗り移って カスピ海に消えた ムーランルージュの淡い光に 高校生活の酸いも甘いも抱きしめられるように 今輝いた . . . 本文を読む

クルーエル空き

2017年11月01日 01時17分56秒 | 詩編
パカッと携帯の画面が割れて そこから月が顔を出したら 眼下には揺らぐ街 犇めく女たちは誰待ち ルーデンスは繋いだ 焦らす電話線のその先 青く魔法がかけられる価値が 間違いなくあるだけ パケットの量に目を覆いたくなるだけ . . . 本文を読む