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遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

巣籠りの効用5 鑑定本の整理

2020年11月27日 | コロナに負けるな

ガラクタ骨董の整理の前に、何とかしろと迫られているのが骨董関係の本の処分です。

言い訳になりますが、こういう本は隅から隅までじっくりと読むものはすくなく、必要に応じてパラパラとめくるものがほとんどです。

ですから、しっかりと読んで読後感想などという事にはならないのです。

でも、そうも言っておれないので、さしあたって、似たような本を集めてみることにしました。

 

古美術の真贋や鑑定に関する本です。

幅の非常に広い世界ですから、本当は、多ジャンルの中のある分野や品に限った本や図録の方が、鑑定眼を養うにはよいのですが、上のような本も、それなりに面白いです。

結構たくさんあります。

 

これはご愛嬌。

今までに、一個だけ硯を買ったことがありますが、この世界は深すぎます(^^;

 

別の本の拍子です。

下から上へ見ていくと・・

 

富岡鉄斎、左が真、右が贋でした。

 

雑誌『太陽』N0.191、1979年2月号

 

 

さすがに『太陽』、執筆陣がはんぱでない(^.^)

 

いくつかの名品の真物、贋物が出てきます。

長澤芦雪「エビの図」、左が真。

 

富岡鉄斎「竹林銷夏図」、左が真。

 

竹久夢二、「青春譜」、下が真。

こういうのを見ていると、わずかな自信もガラガラと崩れてゆきますね(^.^)

 

私の持っている鑑定本の中で、一番古いのがこれ。

明治28年の本です。陶磁器、古銅、彫刻の鑑定が載っています。

 

当時でも、肥前伊万里が最初に来ていますね(^.^)

 

他の本も、もう少し詳しく読んで、適宜ブログで報告します。


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
遅生さんへ (Dr.K)
2020-11-27 09:50:38
私も、この類いの本を何冊か持っています。
このうちの何冊かは私も同じものを持っています(^_^)

しかし、さすがに、明治28年の本は持っていません。当時でも、肥前伊万里が最初に登場してくるんですね!
そこに登場してくる伊万里はどんなものだったのか、伊万里好きとしては興味があります。
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Dr.Kさんへ (遅生)
2020-11-27 14:39:51
Drも同じようなものをもっていますか。
何とはなしに溜まってしまいますよね(^.^)
私には、明治の本に伊万里が出ていることが驚きでした。書画骨董の範疇に入っていたのですね(^.^)石焼染付、土焼赤絵という言葉も面白いです。
しっかり読めたら、また、ブログでご報告したいと思います。

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遅生さんへ (酒田の人)
2020-11-27 21:30:49
ワタシもこの手の本は大好きで、「別冊太陽」などは東京へ出張に行く度に買っておりました
(八重洲ブックセンターで)
真贋についての本は参考になりますが、素人にとってはこの種の本を見ると、全部贋作に見えてくるのは困りものです
(ワタシだけでしょうか?)
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酒田の人さんへ (遅生)
2020-11-28 10:53:22
この手の本を見ると、つい手が出てしまいますね。
あの手この手の偽物ですから、イタチごっこですね。
精巧な偽物を見せつけられると、自分の品に自信がなくたってきて、精神衛生上よろしくないです(^.^)
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Unknown (tkgmzt2902)
2020-11-28 17:02:34
真と贋、並列されているのが面白いですね。
鉄斎の滝は音が聞こえてくるし、岩の生命力、遠近感、色の濃さなど、真はやはりすごいですね。
こういう見方をするんだ・・・と他の作品でも試してみました。
夢二の作品では外れでした(-_-;)
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tkgmzt2902さんへ (遅生)
2020-11-28 18:54:46
贋物にも色々なレベルの物があって、こういう一流雑誌に載っているのは、迫真の偽物(表現が妙(^^;)。それに対して、我々が引っかかるのは、恥かしいような代物です(^^;
でも、かの大英博物館にも偽物はあるそうですから、まあ、赦されると思い込むようにしています(^.^)
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