プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★加齢とともに

2006-09-12 06:03:56 | 日記・エッセイ・コラム

 「友あり遠方より来たる また楽しからずや」と諳んじたが、その続きが思い出せないまま、旧友との約束場所へと急いだ。学生時代からの親友とも言うべき4人組みが、一年に1,2度の頻度で会うようになって10年近くを経た。

 30、40才代はお互いの家庭生活に追われ、無沙汰することが多かったが、子供が自立し仕事でも余裕が持てるようになって、学生時代の友人が恋しくなるのは不思議な心理だ。「友情としたたかな打算」で生き抜く世界とは違い、損得抜きで出来上がった学生時代の人間関係は、何ものにも代えがたい。

 さて、最近はどうしても健康・退職後の生活・年金等の話題に偏るようになってきた。今までは私だけが病院通いをしていた。それでいてマラソンを走ると言うので、一番健康そうだと不思議がられていたが、Y君が大腸がんを手術したのに続き、今度は脳腫瘍が出来たと聞き、愕然とした。歳相応に身体が痛んでくるものだと健気に話すのを聞きながら、他人事とは思えなかった。

 石川県は、健康寿命が全国平均を大幅に下回るとかで、県知事が「健康寿命を1年延ばす運動」を戦略目標に掲げるそうだ。簡単に成果が現れるものではないが、一人一人が健康志向の生活を送ることで膨張する一方の医療費が抑制されるならこれ以上、ハッピーなことはない。