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時悠人chosan流処世術

★飲酒運転は国を滅ぼす!

2006-09-13 09:03:47 | 日記・エッセイ・コラム

 最近、公務員の不祥事件が続発しているが、中でも飲酒運転事故が目立つのは腹立たしい。福岡県だけではなく、姫路市や神戸市、寝屋川市と相次ぐ公務員の飲酒運転は単なる”モラル問題”で片付けてはならない。飲酒運転は自己責任の最たるものだけに、公務員に限らず、国をあげて撲滅運動を徹底すべきだ。

 交通事故によって尊い人命が失われると、取り返しがつかない。 加害者の賠償責任は保険でカバー出来るとしても、後悔と罪悪感は一生消えない。一方、被害者にとっては、本人だけでなく家族や周囲の人達にまで及ぼす影響度は量り知れない。仮に不幸にして身体に後遺症が残り、健常者としての生活を失った場合、その家族が辿る人生を想像するだけで気が遠くなる程、絶望的な日々が待ち受けている。

 ついては、飲酒運転を撲滅するために罰則強化策として「本人だけでなく、酒を供した店と一緒に飲んでいた人も同罪」とする法律を検討したらどうだろう。酒に酔えば、本人の判断能力は当然鈍くなるだけに、周囲の人が注意し飲酒運転を止めさせるのが効果的だ。シートベルト着用違反は、運転者だけでなく同乗者にも義務付けたことで着用率が急速に向上した。外国にはさらに厳しい例もあるほどで、法解釈ではなく、政策判断で決めるべき性格だと思う。

 交通事故は人為的な災害であり、愚かな個人の後始末に貴重な公費(=税金)を投入することで、国家財政を逼迫させる。更には、将来ある幼児や若年者が命を奪われれば、少子化要因にもなる。政府が国民の目線に立てば、誰もが憎む飲酒運転事故を撲滅する運動を最重点事項に掲げてもおかしくはないと思うのだが。