退屈しのぎに雑学本を読んでいたら、日本の苗字に関する記述に目がとまった。今まで何気なく考えてきた苗字だが、祖先のルーツや歴史的な意味合いが興味深い。
日本には約30万もの苗字があって、その9割近くが地名に関する姓だとか。他に屋号姓や職業姓、氏姓、外来姓等があり、それぞれに由来を持つ。一度、自分の姓の歴史的なルーツを調べてみると面白いかも知れない。
読み進むうちに、関西の名しゃべくり漫才の夢路いとし・喜味こいしの「交通巡査」を思い浮かべた。巡査が職務質問で名前を訊くと、「いまゆうぞう」「はよ言え」「いまゆうぞう」「そやからはよ言え」の掛け合いをご存知の方も多いだろう。名前が「今井勇三」で「いまゆうぞう」というネタ。文字にしてしまうと口語体の面白みがなくなるが、お二人の呼吸と間のとり方は正に芸術的で、ゆったりとした口調がほのぼのとした笑いを誘い、心を和ましてくれ何度聞いても笑えた。
悪乗りして。ある人に名前を訊いたら「きくな!」と言われた。実名が「菊名」さん。家内さんに「かない」と読むと思って声をかけたら「いわない」と言われた。ひねって、「家内(女房)に聞け??」。頭がこんがらがって来たのでこの辺でおしまい。「姉妹」の丁寧語ではありません!お後がよろしいようで、オソマツさま。