安倍総理は、来年4月予定の消費税増税を19年4月に再延期すると発表し、参議院選で「国民の信を問う」と発表した。
選挙の争点が、消費税の増税延期の是非となれば、増税を好む人はいないので、自民党にとって有利になる。野党にしても、増税延期賛成で、明確な対立軸が見当たらない上、有効な財政再建策を打ち出せなければ、大勢は決する。
自民党が勝利すれば、アベノミクスは信任を得たとして、更に2年半、既定路線を突っ走る。
しかも、2年半先には、自分の総裁任期が終わっており、政策の失敗の責任をとる必要も無くなる。
一昨年暮れ、”大義なき”衆院解散を強行した安倍総理が、今回は、衆参ダブル選挙を避けた。政権選択選挙が不利と知って、熊本地震を理由にあげるえげつなさ。
したたかな打算を持った政治屋であって、財政再建のビジョンを持った政治家ではない。投票行動を起こさぬ年代が、10年、20年後に「こんな筈では無かった」とほぞをかむことになると確信する。
選挙の争点が、消費税の増税延期の是非となれば、増税を好む人はいないので、自民党にとって有利になる。野党にしても、増税延期賛成で、明確な対立軸が見当たらない上、有効な財政再建策を打ち出せなければ、大勢は決する。
自民党が勝利すれば、アベノミクスは信任を得たとして、更に2年半、既定路線を突っ走る。
しかも、2年半先には、自分の総裁任期が終わっており、政策の失敗の責任をとる必要も無くなる。
一昨年暮れ、”大義なき”衆院解散を強行した安倍総理が、今回は、衆参ダブル選挙を避けた。政権選択選挙が不利と知って、熊本地震を理由にあげるえげつなさ。
したたかな打算を持った政治屋であって、財政再建のビジョンを持った政治家ではない。投票行動を起こさぬ年代が、10年、20年後に「こんな筈では無かった」とほぞをかむことになると確信する。