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時悠人chosan流処世術

★ビッグ・マウス2に贈る「狼老人」の称号

2016-06-15 10:13:24 | 日記・エッセイ・コラム
 政治家の出処進退は、「自らの判断」でと言うが、これ程、都合のよい用語は無い。

 周囲の議員は、「ご本人」を持ち出して、矛先をかわせる。また、辞めたくないご本人は、時間稼ぎをして画策し、助けて貰えないと悟ると、「周囲に迷惑をかけたくない」と、辞意を表明する。

 この図式は、政治が自らの判断ではなくて、政局で動いていることを如実に物語る。

 ところが、孤立無援になっても、我欲の強い舛添都知事は、往生際が悪すぎで、政治家以前の人間失格だ。

 一方、アベノミクスで、世界経済をリードできると過信して、日本を壮大な実験場に陥れた国のトップの責任は、公費と私費の混同レベルの問題では無く、看過できない。

 成果だけを強調するが、伊勢志摩サミットでも、財政再建優先を主張する首脳の同意を得られないとみるや、「新たな判断」と称して、消費税増税時期を再延期し、失政を帳消しにする変わり身の早さ。

 増税を喜ぶ国民が多い筈もなく、野党の不甲斐なさも手伝い、参院選の帰趨は決したと見る。

 二人の「言行不一致」のビッグマウスに、謹んで「狼老人」の称号を捧げたい。