プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★案愚のコロナ旅行⑤ゲンゲ

2020-04-24 07:43:18 | 日記・エッセイ・コラム
 4月8日の夕食は、ホテルで紹介して貰った魚津駅前近くの寿司屋に入った。

 富山県の魚の代表格といえば、氷見鰤やホタルイカ、紅ズワイガニ、シロエビ等があげられるが、最近、注目を集めているのは大衆魚「ゲンゲ」。

 水深200m以深に棲む深海魚で、体長20㎝ほどで細長く、身は白く透明感があり、全身ヌルヌルとしたゼラチン質で覆われている。

 今が旬なので、天婦羅か唐揚げを作って欲しいと頼むと、「ゲンゲなんか寿司屋で出すもんやない!」と、手厳しい一言が返って来た。

 ホテルのフロント係に「職人気質の親父で、不愛想だが腕は確か」と言われたことを思い出し、大将のプライドを傷つけた自分の不勉強ぶりを恥じ、詫びた。

 二代目が、とりなしてくれたが、気まずい酒になった。しかし、骨まで完食出来る絶品の鰤大根を、もう一度食べるために、出直したいと思っている。