一日中、無為に過ごした昨日9月12日は、「マラソンの日」だったことを夜のニュースで知った。多くの人にはどうでもよい「マラソンの日」だが、走ることを趣味にしているランナーは、知っておいても損ではない。
故事としては、紀元前450年、ペルシャ軍がアテネを襲い、マラトンに上陸した時まで遡る。勝利を告げる伝令の兵士がアテネの城門まで走りついて絶命したといわれる日が9月12日。いわば、フェイディピデスという兵士の命日が「マラソンの日」だ。
記念日には、公的機関や自治体、団体のほか、企業が販促目的で決めたものや個人的なものまで含めると、毎日が記念日だ。これでは、記念日を憶えることが無意味とも思えるが、個人の思い入れは別で、それはそれで大切にした方が良い。
結婚記念日や家族の誕生日等は、家庭の平和を維持するために記憶しておく方が無難だ。ちなみに、窓外の雨を見やりながら、我が身に当てはめてみたら、正解でほっとした。