鮒ずし

2008-06-06 09:43:13 | グルメ

我が家で「鮒ずし」を食べるようになったのは、飼い主が「すしの歴史を訪ねる」
(岩波新書、日比野光敏著)を読んがのがきっかけです。一年がかりで作るという
「近江のフナずし」ってやっぱり興味をそそりますよねー。

最初に注文したのは我が家にまだインターネットのない時代で、図書館で借りた本に
掲載されていた「喜多品老舗」に直接電話して注文しました。その時、運良くご主人と
お話しすることができ、鮒ずしの切り方や、鮒の回りのご飯の食べ方など、事細かに
説明して頂きました。

さて、「鮒ずし」のお味は?
オレンジ色をした卵の部分の旨味は言葉で表現するのがとても難しいです。
また鮒の皮は中々噛み切れないので、「喜多品老舗」のご主人が仰ったように、薄く
スライスしておくことが肝腎です。
匂いは噂ほどキツいものではありません。熟成させたチーズが発散するような臭気と
似ています。

関東では「鮒ずし」を扱っているお店を見つけるのがかなり難しいのですが、今は
インターネットで気軽に注文できるので、便利です。

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