怒りの葡萄

2008-07-27 09:05:36 | 読書メモ
スタインベックの「怒りの葡萄/The Grapes of Wrath」は
コロ子の大好きな小説です。
同じ作家の作品「エデンの東/East of Eden」も普遍的な
テーマを扱っていて、読む者を飽きさせませんが、私は
どちらかと言えば「怒りの葡萄」が好きです。

怒りの葡萄 ジョン・スタインベック 1939年初版
1933年からオクラホマではDust Bowl(砂嵐)がほぼ2年間
続きました。農民は移動を余儀なくされ、新天地カリフォル
ニアを目指します。しかしそこで彼らを待ち受けていたのは
さらに過酷な生活・労働でした。

物語はジョード(Joad)一家を中心に展開しますが、この
時代にオクラホマから移動せざるを得なかった多くの人々
にも同じような苦難があったことでしょう。

物語のラストシーンは感動的です。ネタバレになるといけ
ないので、シャロンのバラの写真だけ掲載します。

シャロンのバラ(ムクゲ)

八重咲き
他に白いのもあります。

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