ある産婦人科医のひとりごと

産婦人科医療のあれこれ。日記など。

『飯伊緩和ケアセミナー2009』に参加して

2009年04月28日 | 医療全般

4月25日~26日に、『飯伊緩和ケアセミナー2009』(会場:飯田市立病院)に参加しました。受講生は主に飯田下伊那地域の多くの医療機関(病院、診療所)から集まり、医師、看護師、薬剤師など40名でした。

その時の様子は、ファシリテーター(講義や進行補助)として参加していただいた平方眞先生(愛和病院副院長、諏訪中央病院非常勤医師)のブログに詳しく掲載されてました。平方先生は『がんになっても、あわてない』(朝日新聞出版)の著者で、今月1日付で諏訪中央病院から愛和病院に移られたばかりだそうです。

『飯伊緩和ケアセミナー2009』1日目

『飯伊緩和ケアセミナー2009』2日目

2日間朝から晩までわずかな休憩をはさんで、講義、ディスカッション、ロールプレイなどがびっしり詰まっていて、本当に疲れました。多くの新しい知識を学びました。婦人科病棟では緩和ケアを実施している患者さんも多いので、今回、このセミナーに参加できて本当によかったと思いました。ただ、最後は疲れきってしまい、教わったことはあまり身に付いてませんが、これから、毎日の臨床の場で、今回配布された多くの資料や『がん緩和ケア・ガイドブック2008年版』(日本医師会)などを繰り返し読んで、少しずつ身に付けていきたいと思います。機会があったら、また参加してみたいと思いました。

今回、当科からは医師3人が参加しました。本当はもう1人参加する予定でしたが、セミナー1日目の朝に病棟で緊急事態があり、セミナー開始の直前に1人はやむなく参加を断念しました。同様のセミナーは今後も県内各地で開催されますから、今回参加できなかったO先生は、次の機会に是非参加してもらいたいと思います。

がん診療連携拠点病院では、緩和ケアに関する研修会を年1回開催することが義務化され、長野県内では、昨年より、佐久総合病院、長野赤十字病院、信州大学などで、それぞれ第1回目の緩和ケアセミナーがすでに開催され、諏訪赤十字病院でも同様のセミナーが近日中に開催される予定とのことです。

『中信緩和ケアセミナー2009 in 信州大学医学部附属病院』