平成22年年度については、漢方薬の保険適用が継続されることが、正式に決定されたそうです。日本東洋医学会などが実施した漢方薬の保険適用継続を請願する署名活動で、わずか3週間という短期間のうちに92万名を超える署名が集まったそうです。私も職場で署名を募ったところ、あっという間に百名を超える署名が集まり驚きました。
現在、保険適用の医療用漢方製剤は149種類、一般医薬品の漢方薬が200種類あります。保険適用の医療用漢方製剤のほとんどが、一般医薬品の漢方薬として薬局で市販されてます。薬局で市販されている漢方薬と病院で処方される医療用漢方製剤とでは、薬の名前が一緒であれば含まれている生薬や成分の割合は一緒のはずですが、市販されている漢方薬では有効成分の量が医療用漢方製剤の1/2から2/3に抑えられている場合が多いと聞いてます。
参考記事:
女性診療科医のための漢方医学マニュアル(改訂第2版)
後山尚久著、永井書店、2008年9月発行、6300円
ファーストチョイスの漢方薬、稲木一元・松田邦夫 共著
南山堂、2006年6月発行、5250円
****** http://kampo.umin.jp/ より引用
漢方保険継続正式決定通知のご報告とお礼
(2009/12/28更新)
漢方薬の健康保険継続の正式決定の通知が到着しました。
12月25日付けで「平成22年度についても、漢方薬については、引き続き保険適用とすることとしている。」との通知を、民主党厚生労働担当副幹事長の青木愛衆議院議員より、社団法人日本東洋医学会及び日本漢方生薬協会宛に頂きました。
通算924,808名のご署名を賜りました国民の皆様、関係者の方々に、心から御礼申し上げます。
平成21年12月28日
医療志民の会 事務局長 木戸寛孝
NPO健康医療開発機構 理事長 武藤徹一郎
社団法人日本東洋医学会 会長 寺澤捷年
日本臨床漢方医会 理事長 石川友章
(引用終わり)