ある産婦人科医のひとりごと

産婦人科医療のあれこれ。日記など。

多忙なれど充実して楽しい日々

2011年12月18日 | 日記・エッセイ・コラム

最近は、月当たりの分娩件数 110~120件がほぼ定着し、年間の分娩件数はおそらく 1300~1400件程度となる勢いです。比較的暇な日もありますが、忙しい日は一日十数件の分娩があり、先週も立て続けに五件連続で帝王切開を実施した日がありました。

年の瀬も押し迫ってきた今日この頃ですが、年内に帝王切開がまだ十数件予定され、年明け早々にも、連日、帝王切開が三件くらいづつ予定されてます。おそらく、正月休み中も、毎日緊急手術があるのではないかと予想してます。

この週末も、病院から約 5km離れた場所で病院の忘年会が開催されてましたが、宴会の最中に当直の先生から緊急コールがあり呼び出されました。タクシーを呼ぶよりも手っ取り早いと考えて、宴会場から病院までの約 5kmを小走りで駆けつけ、そのまま朝まで若手医師達と緊急対応しました。

私も定年退職までの 7年3ヵ月は、気力・体力の続く限り、この地域の産婦人科医療を死守するために頑張り抜きたいと考えておりますが、扱う症例数が非常に多くなってきましたので、大学病院の産婦人科との緊密な連携なしでは一日たりともやっていけません。大学の医局には優秀な後輩医師達が大勢いて、教育もきちんと行き届いているので、次世代へのバトンタッチは、何があっても絶対に大丈夫だと確信しております。私も定年退職がだんだん近づきつつありますが、若い後輩医師達と共に新しい医学を学び、共に成長してゆけるので、非常に充実した楽しい日々です。