醜悪とは無知のことです
馬鹿は何も知らないから
平気で汚いことができるのです
自分たちの勢いがいいときは
愛を馬鹿にしてあらゆる暴虐を働くが
情勢が悪いと見るや
途端に態度を変えて
哀れを装い
馬鹿だから許してくれ 助けてくれと
愛にすがりつく
馬鹿がそんなことをするのは
それがたまらないほど恥ずかしいことだということが
まるでわかっていないからなのです
痛い思いをするのが嫌だから
怖いからと
勉強をすることを自ら放棄しておきながら
勉強をして進んでいく者たちに嫉妬し
人から盗んだ富で自分を豊かに装い
他人の真似をして作った偽物の美で
勉強をしたすばらしい聖人に完璧に化けようとする
それがあまりにも愚かなことだということが
馬鹿は何もわかっていないのです
それは馬鹿なのだよ
馬鹿なことなのだよと何度教えても
馬鹿は
ええこれは馬鹿なんですよ
馬鹿なことなんですよと
人の真似をして繰り返すだけで
まるで理解をしていないのです
そこまでのことがわかるようになるまで
勉強をしていないからなのです
自分の知っている狭い世界の知恵で
すべてがわかっていると思って
世界中はみんな馬鹿なものばかりだと決めつけて
美しい女ばかりを狙って
歯止めが利かずに暴力的に罪を犯し続ける
それが馬鹿の正体です
何もわかっていないのです
何もわかっていない
本当のことなど何も知らない
それだからこそ
平気で汚いことができるのです