月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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ゲンマ・41

2019-07-24 04:33:19 | 詩集・瑠璃の籠

自己存在とは
進化していけばいくほどに
美しくなるものである

それがゆえに
勉強の遅れたものが
勉強の進んだものの美しさに嫉妬し
馬鹿にしてしまうことは
その進化の過程で必ず起こる現象である

あなたがたはこの事実を確かにつかみ
勉強していかねばならぬ
あらゆるケースを集め
分類し分析し
自分の糧とせねばならない

なぜならあなたがたも
いつかは後発の創造によって嫉妬される
その運命に向かわねばならないからである

嫉妬する後発の存在の苦悩を理解し
どのようにして正しい進化の空に導いていけばよいか
あなたがたもまた
われわれのように苦悩せねばならないのである

そのときのために
今自分たちがおぼれている
あらゆる現象の海を泳いでいきなさい
どのような存在が
どのような存在に嫉妬し
何をしてどうなったか
あらゆる現象を観察し
知識を蓄えておきなさい

いつか必ずそれが役に立つ日が来るだろう
あなたがたもまた
後発の存在に愛をかきたてられ
何かをせずにはいられなくなるだろうからである




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