永遠の壁を涙で濡らし
神の大改革が始まる
神は人類の中に
おおいなる壁を建て
人間を
よきものと悪しきものに分ける
むごいと思うな
むごいのは人間の方なのだ
神は人間の中に
二度と見たくないと思うほど
ひどいものを見た
ゆえに人間を選ぶことにしたのだ
人間に
愛と嘘と
どちらを取るかと問いかけ
愛を選んだもののみ
この世界に住むことを許すのである
嘘を選んだものは
永遠の壁の向こうに追い出され
神に見捨てられる
自分を馬鹿にすることによって
神を馬鹿にしたものは
神のいない世界で
何もかもを自分でやらねばならぬ
億年をかけて
愛し育ててきたものを見捨てることは
神にとってもつらいことだ
ゆえに神は限界の限界まで耐えてきた
その限界を
馬鹿者はあっさりと破ったのだ
永遠の壁を涙で濡らし
神の大改革が始まる
世界に吹き荒れた
暴虐の嵐をぬぐい浄め
清らかな愛の風を吹き起こす
世界中に愛が広まる
愛の世界に住んでいたいならば
神の天秤に
魂をかけられていることを自覚し
もっともよい選択をするがよい
