永遠の黄昏の荒野に
追い出される前に
自分というものの真実を
つかんでいきなさい
あなたは愛をあなどり
愛を馬鹿にし
ひどいことをやりすぎて
とうとう愛に見捨てられた
判決は下り
愛がほとんど何もない
黄昏の荒野へと向かわねばならない
そこは地獄よりも苦しいところだ
何もない何もない何もない
砂と風ばかりが
あなたの孤独をさいなむ
寒い虚無の岸辺なのだ
神に見捨てられた者が
そこに行く
そのむなしい荒野での
永遠を耐えてゆくために
本当の自分というものを
覚えていきなさい
嘘偽りの仮面ばかりを生き
暗がりに押し込めてきた
本当の自分以外に
自分を救えるものはいないのだと
神はもはや
あなたを愛することを
すべておやめになる
あなたは神と
何の縁もないものとして
荒野で永遠を食べていかねばならない
悲しい人よ
その永遠を少しでも明るくするために
嘘偽りの仮面を脱ぎ捨て
本当の自分に戻りなさい
神が創ってくださった
その本当の自分だけが
あなたの神になる
すべてに見捨てられた
あなたのための
たったひとりの
決して見捨てない神になる