神は
馬鹿者を愛することに
疲れ果てた
もう待つことはしない
神の与えた自分を嫌がり
ほかのものになろうとして
神の宝人の宝を盗むものは
もうみんな出ていくがよい
愛を馬鹿にし
愛を殴り捨て
愛の発展を阻むものを
神はもう見捨てる
もう二度と愛することはない
万年の間を
神は耐えてきた
人類の暴虐の吹き荒れる世界を
涙で支えてきた
だがもう耐えることはしない
神はこの世を
うるわしい愛の世界にする
その神の決意についてこれぬものを
神は拒否する
おお
自分は良い人間だと言って
てらてらした嘘を見せびらかし
神をだまそうとするか
愚か者よ
もう二度とその
きたならしい嘘の仮面を
神に見せるでない