黄金の太陽が昇り
この世に愛の世界の
到来を告げる
善と悪とが拮抗していた
これまでの世界は
仮の姿だったのだ
本当の世界は
圧倒的な善の支配のもと
すべてが秩序正しく行われる
人は本当の自分に目覚め
自分の支配権を自分で握るとき
もはや善以外のことをなすことができない
自分を知るだろう
そうとも
存在とは善なのだ
悪しきものなどこの世に存在しないのだ
それがあるように見えるのは
ただ
人が自分というものを疑い
自分を馬鹿にし
暗い迷いの淵にこもってしまうからだ
すなわち悪とは
自分を信じられないものが落ちる
仮構の穴なのである
万年の悪の時代を乗り越え
人はとうとう愛に目覚めた
善なる自分の幸福を知った
これから世界は変わってゆく
愛が咲き誇る
本当の姿に
戻ってゆく