もうすぐ終わる
こんな世界は
馬鹿が嘘を塗りたくった
こんな世界は
人間は
自分がつらかったのだ
あまりに愚かなことをしてしまったからだ
そんな自分を忘れたくて
嘘で作った自分をかぶり
永遠に自分をごまかしていこうとしたのだ
馬鹿なことをしたのなら
正直にそれを謝り
勉強をしなおしていくのが
よい人間の務めなのだが
馬鹿はそれを嫌がり
嘘と盗みをやって
簡単に自分をいいものにしようとしたのだ
それをやれば
本当の自分が
どんどん汚いものになっていくというのに
人間の愚かな嘘ばかりが膨らんで
この世はまことに痛いものになっている
進化の段階を上がる
この時になっても
馬鹿はまだ嘘で自分をごまかそうとする
嘘で
進化した人間の真似をして
全部をごまかそうとする
もうやめなさい
みっともない真似は
本当によい人間になりたいのなら
厚く着込んだその嘘を全部脱ぎ捨て
本当の自分に戻るのだ
神は
馬鹿が嘘を塗りたくった
この世界を
本気で清めようとなさっている
その指に
冷たくはじかれる前に
すべての嘘をやめ
正直な自分に戻るのだ