暗い臓物の影に
隠した罪を忘れるために
おまえはふんだんに化粧をする
いらぬものを欲しがり
人のものを盗んでは
自分に飾り付ける
それで美しい人に
なれたつもりでいるのか
馬鹿者よ
恐ろしい虎の背に乗り
自分を高いところに押し上げて
人を馬鹿にし
ひどく嫌なことをする
それで正しい人に
なれたつもりでいるのか
馬鹿者よ
逃げることはできない自分から
逃げようともがいている限り
おまえは滑稽な馬鹿であり続ける
ありもしないものをあると言って
できもしないことをできると言って
人を神をだまそうとする
嫌なものであり続ける
もうそろそろやめなさい
本当に美しい人になりたいのなら
嘘をつくのを止め
本当の自分を真面目に生きるのだ
馬鹿らしい張りぼての
虎の背から降り
本当の自分の足で
まっとうに歩いていくのだ