どろぼうよ
うそつきよ
まだ目覚めないのか
きたならしい糞を
全身に塗りたくり
美しいものになれたつもりで
いい気持ちで笑っている
その愚かさにいつ気づくのか
何もない虚空に
幻の太陽を描き
それを信じれば
嘘が本当になる
魔法の雨が降ってくると
思っているのか
盗んできたガラクタの中にうずくまり
永遠に真実など見たくはないと
自分の目を黒く塗りつぶした
あほうよ
おろかものよ
神がおまえの耳に置いていった
ささやきが静かにわめいている
帰って来いと
すべてを捨てて
愛に帰って来いと
繰り返しわめいている
それを
永遠に無視していくつもりか