水の太陽が照る
幻の都で
過ごした栄光の日々は
楽しかったか
神の美を盗み
巨霊の足を履き
嘘で作った美麗な肉体を着て
金襴の美女に囲まれた
日々は心地よかったか
糞のように汚い
幸福を食いながら
おまえはどんどん馬鹿になってゆく
傲慢にゆがんだ魂がひび割れ
かつてない闇を
この世に呼び出す
愛ではないものが
現れる
馬鹿者よ
自分だけの幸福のために
おまえは愛を愚弄し
すべての存在を自分の奴隷にしようとした
ゆえに愛は
もうおまえを愛さぬ
絶望の丘を越えて
もうこの愛の園を出てゆくがよい
誰も愛してこなかった
何もいいことはしなかった
貧しい自分だけをつれて
遠い孤独の星に
落ちてゆくがよい