答えてくれた声は
ひとつだけだったのです
この世界を救いたいと
人類を救いたいと
だれか答えるものはないのかと
叫ぶ神の声に
この世で答えたものはひとりだけだったのです
それならば 神よ
わたしをお使いくださいと
わたしは小さなものですが
このわたしを差し上げます
神よ
わたしを使い
おん自らのお心を表現なさってください
それは
幼子に等しき
ひとりの少女の声だったのです
あなたがたは
たとえ
どんなに小さなものであろうと
それがまことのまことの心から発するものであれば
大きく神が動くことを
学ばねばなりません
たったひとりの
少女の声のために
八百万の神が動いたのです