いつまで 泥甕の酒に
酔っているつもりなのか
いつまで 自分を
憐れんでいるつもりなのか
馬鹿者よ
おまえの足先に
ひたひたと寄せる波が
底なし沼の地獄か
新たなる天国の海か
それはおまえが
行ってみなければわからぬ
真実の轟音に耳を伏せ
すべてから逃げ
閉じこもっているお前も
自分の罪の影におびえ
その不安から逃げることができぬ
故にいつまでも同じことを繰り返す
言ってもせんなきことを
千回ほども言い まだいうのか
おれはつらい つらい つらい
なぜ つらい
じぶんが いやだからだ
じぶんでじぶんのしていることが
いやなのだ
こんなじぶんはいやなのだ
あほうが
あほうを いやがっているのに
いやならばやめたらいいのにといわれて
ばかにされるのがいやだから
いつまでもやっていて
おれはつらいつらいつらいと
いつまでも 己の痛みに酔うている
馬鹿が
馬鹿は今すぐやめろ
そして帰って来い
とんでもない回り道をしたな 阿呆め