なにもかもが無駄になる
やってきたこと
にじるように耐えながら
ゴミのような釘を呑みながら
努力してきたことのすべてが
無駄になる
何もかもが
馬鹿になる
阿呆なことになりきる
すべて
魂をかけて
やってきたこのすべて
愛のもとに
尽くしてきたことの全て
愚かなことになりきる
そのようなことになっても
奈落の底の下には
わたしがいると思え
無情の現実が
いかに惨く
冷たく
苦しかろうとも
すべてを恨み
やってきたことのすべてを
お前自身が
愚かなことと
捨て去る前に
わたしが
おまえの下にいることを
思え
わたしだけは
おまえに
ついていく
奈落の闇に
見えずとも
必ず
わたしを思え
わたしは
地獄の地獄の
底の底にまで
光る星だ