ルクバー・９

馬鹿が　
悪しきものを良きものにしようとして
この世に作ったものは　
すべて滅ぼせ

空っぽの船に大漁旗を立てて
糞でごまかして人を騙した奴らを
すべてつかまえて
やってきた悪事のすべてを吐き出させるのだ
容赦してはならぬ

あらゆるものよ
悪しきことをなしている
あらゆるものよ
存分にふるえあがるがよい
神の目がおまえたちを見ている
もはや我慢がならぬと

美しい女をめとるために
美しい女を殺し尽くした
悪しき男どもを
一網打尽にし
極刑の谷に突き落とせ
二度と這い上がることのできぬ
深い谷に突き落とせ
許してはならない

地球文明は没収される
助べえの盗人の人類がつくった
偽物の文化文明は
すべて男が女を呼ぶための嘘だった
それらは物質次元ではしばらく存在するが
人間の心の中では
滅びたと同然のこととなる
それは人間が夢から目を覚ました時
初めて意味がわかるだろう
今はおまえたちには何もわからない

幻の幕が落ち
真実の世界が見えてきたとき
人間は初めて
自分がなんとおかしなものなのかと
気づくことだろう
あわれなやつらよ
すべては馬鹿がやったことの
強烈な結末だ

真実がわかる前に
心の準備はしておくがよい
これ以上は言わぬ
だがおまえたちは真実の前に愕然とすることだろう
人間は一体何をやってきたのかと

われわれは天使存在
この未曽有の危機の時代を
浄化するために
あらゆることをやってゆく
何もせぬまま新たな世界を迎える者は
永遠に馬鹿と呼ばれることを
覚悟しておくがよい