ジーザス・クライストの殺害は
あなたがたにとって最大の過ちでした
あれだけは 神が許さないという
最も愚かな罪だったのです
彼が天寿を全うし
使命を果たしていれば
人類はこういうことにならずに済んだのです
事実上
ジーザスが殺害された時点で
人類の運命は決まったも同然でした
しかし最後の星はあきらめなかった
一縷の希望を抱いて突き進んだ
一縷の希望とは何か
あなたがた自身の目覚めと
愛です
しかしそれは
無いも同然の希望だった
かのじょは当然の計算結果を見ないことにし
ひたすら進んだのです
たとえ現実が
自分の希望にすべて反して見えても
あきらめなかった
ただ 前を見るだけだった
かのじょがまだあきらめなかったので
神もまだ猶予をくださっていたのですよ
わかりますか
あなたがたに最後に残された希望は
計算を度外視して
ただひたすらに愛してくれる
女性の愛だけだったのです
それを否定してしまえばもう終わりだというのは
当たり前です
そしてもうその愛も力尽き使命を果たし終えた
計算結果は無情にはじき出され
あなたがたの上に落ちてくる
もうあなたがたは愛に甘えることはできません
覚悟はしておきなさい
エルナトは甘くはありません
ジーザス・クライストと月のための復讐を
正確に実行してさしあげます
男よりも男らしい
天使の暴虐が始まります
このわたしの試練をまともにかぶりたくないのなら
自分の罪を認め
その償いを積極的にやっていきなさい
わたしはエルナト
決して人類を愛しはしない