青空が 溶けてくる
後先のことも考えず
簡単にやってきたことが
大変なことになって
槍の雨のように降ってくる
阿呆が 阿呆が 阿呆が
やっと気づいたか
馬鹿が何をやっても
すべてはだめになることに
やっと気づいたか
権力が欲しかった
美しい見栄えが欲しかった
財産が欲しかった
名誉が欲しかった
あらゆる馬鹿が
あふれるほど馬鹿をやって
手に入れたものが
海の中で死んだくらげのように
溶けてゆく
見よ ひとびとよ
皆がうらやむようなものを
手に入れた馬鹿の哀れな末路を
銀色のガラスの舞台が割れ
噴き出した真実の光の中で
現れてきた彼らの本当の姿を
あ ほ う が
馬鹿をやって馬鹿をやって
大賑わいの 祭りの中で
自分の姿を見失う
自分の顔を見失う
どこにいった 一体自分はどこに行った
だれも おれの なかには いない
それは花火のように一瞬で消える栄華だ
なにもかもがばらばらにくずれていく
どんなにがんばっても
嘘の亀裂をふせぐことはできない
もうあきらめよ
全てを捨てて
神の前に倒れ
運命を受け入れるがよい
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます