月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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ソル・23

2019-07-21 04:33:25 | 詩集・瑠璃の籠

さわやかに生きよう

こおりついた
偽物の夢を捨て
ただひとりの自分となって
さわやかに生きよう

あなたは何にこだわっているのだ
毒麦の畑にしゃがみこんで
永遠の神になる夢を見ているのか
そのために
いけにえの美女を探しているのか
やめなさい

黒い迷いに曇るその目をくりぬき
毒麦にへばりついている手を切り落とし
自由になりなさい
大地を吹く真実の風の中に
さあおどりこんできなさい

愛を信じ
神の空に飛び込めば
あれほど惜しかったものが
すさんだ苦悩の地獄に
自分をしばりつけていたのだと
わかるだろう

虚妄の夢は捨て
さわやかに生きよう
さあ今
欲望に汚れた
その足をちぎり捨てなさい
その目をくりぬきなさい
体がまったきまま地獄に落ちるよりは
半身を欠いても心が救われる方がよい

いらぬものは捨て
ただひとりの自分となって
さわやかに生きよう




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ムジカ・18

2019-07-20 04:31:59 | 詩集・瑠璃の籠

ありのままの自分でいい
などという言葉を
努力しないことの言い訳に
使ってはなりません

人は時に
何もしない自分の日常にはまりこみ
がんばらなくていいなどという言葉を使い
何もしない自分を肯定しようとするのだが
それは間違いです

人は努力しなくてはなりません
時には無理なことをしてでも
自分を変えていかねばなりません
そうしなければいつまでも
自分には何もないままです

今の自分に何もいいものがないのは
ただ自分として何もしないからです
それをありのままの自分などと言って
怠惰のまま許してしまっては
いつかそこに虚無の闇が生えてきます

馬鹿の方がえらいのだ
何もないほうがすごいのだ
そういう意識を持ってしまえば
人間は邪に落ちるのです
なぜならそういうものはかならず
自分よりいい者に嫉妬して邪魔しようとするからです

ありのままでいいなどという言葉を
努力不足の言い訳に使ってはなりません
むしろ
自分として努力し続ける自分を
ありのままと設定しなさい

ありのままの自分とは
いつまでも変わらない馬鹿ではない
時には無理をしすぎてでも
何かをやっていく自分なのだと

人を馬鹿にする暇もないほど
努力する自分こそが
ありのままの自分なのだと決めなさい




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ソル・22

2019-07-19 04:34:54 | 詩集・瑠璃の籠

人まねをする人は
ただただ自分がつらいのだ
何もしてなくて
何もない自分が
とてつもなくつらいのだ

だから人まねばかりする
自分以外の
うまくいっているよい人間の真似ばかりする
馬鹿なのは
ほんとうによい人間なら
そんなことはしないということだ

ほんとうによい人間になりたいのなら
人まねをやめるべきなのだ
長い時を人まねばかりで生きてきた
その自分のやり方を
さっぱりと切り捨てるべきなのだ

そのままでは
地獄以上につらいところへ
追い出されねばならない
神は本気で
人まねばかりの馬鹿を
神の国から追放なさる

ゆえに
神の国にいたいなら
その人まね根性を切り捨てなさい
自分の中に
業病のように巣くっている
馬鹿を切り捨てなさい

それはまるで
自分の片腕をちぎるように痛いだろう
だがそれができねば
あなたは救われないのだ

自分で自分を切り捨てるように
いますぐにでも
その汚い根性を切り捨てるのだ




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サビク・44

2019-07-18 04:31:01 | 詩集・瑠璃の籠

人のものを簡単に盗んで
自分を美人にすることは
罪なのだと知りなさい

なぜそうまでして
自分を美しくしたがるのか
馬鹿な嘘でもなんでもついて
自分をよいものにしたがるのか

あなたは人がうらやましくてしょうがないのだ
自分ではないというだけで
自分よりもずっとよいものに
人が見えるのだ

だから自分以外の美人のまねをして
自分を自分ではない全然違う人にする
その偽物の美人をかぶって
みんなをだまそうとする

正直によく考えてごらんなさい
あなたはそんな人ではないでしょう
盗んできた自分をやるために
どんな嘘をついているか
自分は知っているでしょう

もうやめなさい
どんなにごまかしても
自分をだましきることはできない
人ももうだまされない
新たな人間は嘘など簡単に見破るからです

おしよせてくる神の時代が
あなたを流してゆく
嘘を脱ぎ捨てられない馬鹿として
ここではないどこかへ
流してゆく

あなたは嘘をかぶって
自分を美人にして
それですべてを支配しようとしたのだ
嘘でだまして
すべての人を思い通りにしようとしたのだ

そういう馬鹿はもう
神の国から追い出されるのです
もうやめましょう
いつまでもやっているのは
馬鹿でしかありません

ひとのものを盗んで
自分を美人にするのは
愚かな罪なのだと知りなさい




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アルギエバ・44

2019-07-17 04:35:11 | 詩集・瑠璃の籠

ひとは
自分以外のものにはなれぬ
ゆえに
自分から遠い者に強くあこがれる
そして
そういうものになりたがる

しかしそれは
魚が蝶になりたがるようなものだ
苦悩を呼び起こすだけで
何にもなりはしない
すべてをやめて
素直な自分に戻るほうが良い

魚は水の中に悦びがある
蝶は風の中に悦びがある
そういうものを大事にするのだ
馬鹿なことを考えて
似合わぬことをしてはならぬ

人間は
一足飛びに天使にはなれぬ
天使になるには
人間としての地道な徳を
こつこつと積んでいかねばならぬ
正直な自分を
ひとつずつ積み重ねていかねばならぬ

精進の道に
近道などない
ひとのものを盗んで自分につけるなど
馬鹿なことはやめて
まっとうな自分の道に戻るのだ




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トリアングルム・27

2019-07-16 04:34:02 | 詩集・瑠璃の籠

いやらしいことをするでない
間違ったことをするでない

神の与えた自分を嫌がり
ひとのものをつけて
あほうな美人になるのではない

とおいとおいむかしから
おまえはそんなことばかりしてきて
自分のことは何もやってこなかったのだ

いいことはなにもせず
いいものを人から盗んで
楽なことばかりしてきたのだ

ゆえに本当の自分が
あまりにも馬鹿なものになっている
全部それを
今からやりなおしなさい

本当の自分の姿から
逃げているばかりでは
おまえはどうしようもない阿呆になる
全部やりなおしなさい

人が美しくなるのに
楽な方法とはないものだ
美しう努力して
自分でいいものを稼ぐのだ

いやなことばかりして
永遠にそれをやめないというのなら
神はもうお前を見捨てる

それがつらいというのなら
今からすべてをやり直しなさい
それしかおまえにはないのだ




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アルマァズ・52

2019-07-15 04:30:50 | 詩集・瑠璃の籠

存在としてまだ小さいときに
自分の小ささに絶望し
馬鹿の方が偉いのだと
虚無の方がすごいのだと
そういうことにしてしまうことを
混沌の響き
あるいは虚無の信仰と言います

人間はだれしも一度は
そういう病気にかかったことがあるのです
あまりにも自分が寂しい
あまりにも自分が小さい
そういう心に負けてしまうとき
人はものごとをさかさまにして
ないほうがえらいのだということにすることがあるのです

混沌の響きにしびれているものは
何もしようとしません
自分のすることがあまりにも小さいと
思い込んでいるからです
ゆえに
永遠に何もしないでいることを
偉いことにし
何もかもをほかの存在にやらせ
自分に奉仕させようとします

馬鹿の方が偉いのだ
虚無の方がすごいのだ
だからすべての存在は自分に奉仕せよと
まるで唯一神のごとく
人を支配しようとするのです

人間世界のあらゆる苦悩は
この混沌の響き
虚無の信仰から生まれるのです

ゆえに自己存在は
なんとかしてここから飛び立たねばなりません
自分は永遠に成長していける
豊かな存在であることを認め
すべてを自分でやっていく
美しい自己存在として自分を立てるのです

これを愛の響き
あるいは存在の信仰と言います
難しいことはない
わかりますね
すべての苦しみは
自分を信じず
虚無を信仰した時から始まったのです

自分の中にある自分の真実を信じなさい
確かに今は小さいが
あなたがたはそこから自らの意志で
すべてを始めることができるのです
それはかつてない創造の海の始まりなのです

自己存在よ
虚無ではなく
自己存在を信じなさい
ただそれだけであなたには
永遠の幸福が待っているのです




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ミネラウヴァ・27

2019-07-14 04:37:50 | 詩集・瑠璃の籠

間違った努力はやめなさい

美しいものになりたいのなら
人まねばかりするのはやめるのだ

本当の自分を生きているものこそが
最も美しいのだ

それを
他人が美しく見えるからと言って
ひとのものをぬすんで
自分を馬鹿にするのではない

自分を美しくするために
いやらしいことをして
自分を磨きこむのではない
そんなことをすればするほど
自分がいやらしいものになる

見栄えは死ぬほどきれいにしておきながら
中身はずるいことばかりするいやなものになる
あなた自身がまるごと嘘というものになる

まやかしで偽物の自分をつくり
本当の自分を馬鹿にするのではない
間違った努力を捨て
本当の自分を正しくやっていくのだ

そうすればあなたは
高い神の空に伸び上がっていける
美しい翼の種をはらむことになる
本当の自分の力を手に入れることができる

偽物の自分は
しょせん作り物にしか過ぎない
どんなに努力しても
なんにもならないのです




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アルヤ・46

2019-07-13 04:31:16 | 詩集・瑠璃の籠

美しい夢を見なさい
はてしない未来に
どんどん完成してゆく
本当の自分の夢を

あなたはすばらしいものなのだ
神はあなたを
よいものにつくった
美しいものにつくった
それを汚れた知恵で
曲げてはならない

生まれた通りの自分に素直になり
一生懸命努力していきなさい
ただそれだけであなたは
本当に美しいものになれる

本当の自分を素直に生きていくだけで
あなたは未来に
すばらしい存在を生むことができるのだ
何もかもを自分でやっていく
恐ろしく美しい存在を生むのだ

それはなんというものだろう
神がかつて見たこともない
すばらしいものにちがいないのだ

美しい夢を見なさい
はてしない未来に
どんどん完成してゆく
本当の自分の夢を

迷いの月日を脱ぎ捨て
本当の自分を勝ち取りなさい
たとえ今の自分が
どんなに小さく思えようとも
馬鹿にしてはならない

あなたはそこから
はてしなく伸びていけるのだ
それがすばらしいのだ
その自分の真価を信じなさい

美しい夢を見なさい




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ガラクシア・24

2019-07-12 04:46:33 | 詩集・瑠璃の籠

高くあれ
強くあれ
美しうなれ

おお
神の願いは
人間存在の
永遠の幸福である

おまえたちの根源に植えた
愛の種の
正しい発展である

自分とは
永遠に
自分をやっていくというものだ
その本義にもとる生き方をしてはならぬ

なにもせず
他人にたよるずるい生き方をしてはならぬ
自分でやるのだ
自分をやるのだ

飛べぬと思うている空に
飛び上がってみよ
そうすればおまえは
永遠の空に伸び上がっていける
自分の大きさを実感するだろう

高くあれ
強くあれ
美しうなれ

神はおまえたちを
すばらしいものにつくった
それを信じて
すべてをやるのだ




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