月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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アンゲテナル・28

2022-12-21 05:15:12 | 詩集・瑠璃の籠

自分の苦しさや弱さの責任を
神に押し付けてはいけません

人間の中には時に
この世で起こるすべての不幸の責任は
人間を創った神にあると
考える人がいますが
それは間違いです

人間は生まれた時から自由なのです
何をするのも人間の自由なのです
そして自由には責任が伴う
人間のしたことの責任は
百パーセント人間にあるのです

間違ったことをすることも
正しいことをすることも
人間は自分で決める
神がそれをせよと命じたのではありません

神が人間を創ってくださったのは
存在することが
あまりにもすばらしい喜びだからです
魂の自由は
その喜びを保証するための
必須条件なのです
故に神は人間に
自由を下さった

悩み苦しみながら
試行錯誤を重ねてゆく
人間が生きる舞台を支えるために
神はあらゆる努力をなさって下さる
人間が迷いのうちになしたことも
最善の未来につながっていくよう
いつも導いて下さる

その神の愛と真意を知れば
すべての責任を神に押し付けることが
いかに愚かな過ちかがわかるのです
故に人々よ
馬鹿なことで神を責めてはいけません

永遠に生きざるを得ない
すばらしい自分自身の喜びを学び
人間を創ってくださった神に
深い感謝をささげなさい




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アルメイサン・9

2022-12-20 05:45:17 | 詩集・瑠璃の籠

馬鹿者よ
そのおかしな天使の仮面を
脱ぎなさい
きれいになれたつもりで
嬉しそうに衒っている
その姿がいかに滑稽なものか
いつになったらあなたは気づくのか

人間が天使の顔をつけているのは
とても恥ずかしいことなのですよ
天使と同じことなど
まだできるはずもないのに
顔だけそっくりに作っている
それは子供が大人の顔をかぶっているように
とてもおかしなことなのです

人類を救うために
命と人生をかけて
行動することができますか
神を信じて
絶望の闇の中を泳いでいくことができますか
それくらいのことができなければ
天使になどなれません

天使のようにきれいになれば
何でも自分の思い通りになると
そんなことばかり考えているのは
人間にもなれない
動物の心です
自分のことしか考えられない
原始のエゴなのです

そんな何もわからない馬鹿でなければ
天使の真似など
平気でできるわけがない

天使の顔をかぶっている限り
あなたは自分を
何もわからない馬鹿だと
言いふらしているようなものなのです



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ラーン・27

2022-12-19 08:17:24 | 詩集・瑠璃の籠

美しくなりたいのなら
まじめに自分を勉強しなさい
他人の美貌をうらやましがって
他人の真似ばかりしていてはいけません

自分を勉強するということは
自然に自分にできることで
人に尽くしていくことを通して
自分を少しずつ育てていくことです

神が創ってくださった自分というものが
どういうものであるかを
自分で作っていき
自分で確かめていくのです

自分の心を耕し
愛を育て
豊かになってくる実を
みなに分け与えなさい

知性を高め
高い使命を理解し
神の心を表現するために
美しく生きなさい

自分でやるのです
自分をやるのです
そうすればあなたは
とても自分らしく
美しくなってくる

他に誰もいない
自分だけの美しい人に
なることができるのです



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ゲンマ・94

2022-12-18 06:35:21 | 詩集・瑠璃の籠

神の指し示す真実の道を
まっすぐに行きなさい
永遠の愛の門をくぐり
まっすぐに行きなさい

深い迷いの沼に沈み
苦しみあえいでいた
自分の魂を救い
足元から伸びる
一筋の美しい道を見なさい

あなたはそこを進んでいくのだ
行く手にどんな難が待ち受けていようと
もう引き下がりはしない
ゆがむこともない
ただおのれの真実を信じ
まっすぐに行く

その自分の美しさが
あなたをこの上ない幸福に導くだろう
数々の試練を乗り越えてゆく
自分の雄々しさが
あなたを創ってゆくだろう

行きなさい
もうあなたを阻むものはいない
自由の翼を広げ
神の大空に向かって
飛んでゆくのだ



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スピカ・73

2022-12-17 06:25:35 | 詩集・瑠璃の籠

自分の努力は何もせず
不平不満ばかり言っていると
愛がみんな離れていきますよ

幸せになりたければ
人を幸せにするために働くことです
自分のことばかり考えて
人を馬鹿にしていれば
誰もあなたを愛してくれなくなります

孤独を癒すために
馬鹿な人たちと交わって
醜い衆愚の中に自分を捨てれば
あなたは最もだらしない人間になる
そして愚かな不幸の穴に
落ちてゆく

何もかもは
あなたが勉強を怠って
何もしないからそうなるのです
奮闘努力は自己存在の義務なのです
努力しない魂は
エゴの闇に堕落し
嫌なことばかりして
世間を乱し
この世に不幸の種をふりまくのです

そのまま
永遠に何もしないでいるつもりですか
怠惰の沼に甘えて
何もかもを人にせいにして
生きるつもりですか

神の長いため息が
布のように覆いかぶさり
あなたを遠い地平に連れ去ってゆく
愛しても愛しても
いつまでも何もしようとしない魂は
もう愛さないと
神はおっしゃる

愛がみんな離れてゆく

自分のことばかり考えて
誰も愛してこなかった
何もしてこなかった
怠惰な魂はすべて
愛に見捨てられてゆくのです




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ミザール・13

2022-12-16 07:05:38 | 詩集・瑠璃の籠

もどってこい

さんざんにやってきた
馬鹿を片付けて
もうもどってこい

みなに合わす顔がないというのなら
おれがいっしょに
みなに謝ってやる

これからは改めて
みんなのためにがんばりますからと
いっしょに頭を下げてやる

償いは簡単ではない
だがおまえにはできる
どんなに馬鹿に迷っても
何とかなるように
元から自分というものはできているのだ

それを信じて
もどってこい
馬鹿の糞にまみれた
嘘の自分を捨て
本当の自分にもどってこい

おまえがやり直せるようになるまで
おれはなんでもやってやる
すべての愛がおまえを見捨てても
おれだけは最後まで待っていてやる

だからもどってこい
もどってこい
愛を信じて
もどってこい




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メンカリナン・37

2022-12-15 05:42:23 | 詩集・瑠璃の籠

水の太陽が照る
幻の都で
過ごした栄光の日々は
楽しかったか

神の美を盗み
巨霊の足を履き
嘘で作った美麗な肉体を着て
金襴の美女に囲まれた
日々は心地よかったか

糞のように汚い
幸福を食いながら
おまえはどんどん馬鹿になってゆく
傲慢にゆがんだ魂がひび割れ
かつてない闇を
この世に呼び出す
愛ではないものが
現れる

馬鹿者よ
自分だけの幸福のために
おまえは愛を愚弄し
すべての存在を自分の奴隷にしようとした
ゆえに愛は
もうおまえを愛さぬ
絶望の丘を越えて
もうこの愛の園を出てゆくがよい

誰も愛してこなかった
何もいいことはしなかった
貧しい自分だけをつれて
遠い孤独の星に
落ちてゆくがよい




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ゾスマ・65

2022-12-14 05:38:55 | 詩集・瑠璃の籠

たった一枚の
愚かな嘘の上に
偽物の地球を造ろうとした
人間を馬鹿にして
好きなように食うことができる
自分だけの永遠の国を
造ろうとした

逃げることはできない
本当の自分を
無知の檻に閉じ込め
神の
衣をかぶり
全世界をだまそうとした

馬鹿者よ
馬鹿者よ
どんな嘘をついた
弱虫のくせに
おれは誰よりも強いと言ったのだ
そしてその嘘を守るために
でたらめを繰り返し
盗んできた宝を積み重ねて
それは立派な黄金の塔を築き上げた

馬鹿者よ
三重の金庫の奥に隠した
たった一枚の嘘が
神の風に吹かれて翻る
そしてゆっくりと
塔がかしぎ始める

あがくのではない
あがけば
未来のおまえが背負う荷が
重くなる
崩れてゆく幻の居城を
自ら捨て
本当の自分に戻るのだ

弱虫で小さかった自分の
愚かな過ちを認め
本当の人間の道に
戻るのだ




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アルヤ・89

2022-12-13 05:39:47 | 詩集・瑠璃の籠

もう馬鹿なことはやめて
愛に帰ってきなさい

無知の闇に自分を閉じ込めて
永遠の愚者の天国を作ろうと
盗んだ神の宝を積み上げている
その愚かな間違いを
すべてやめなさい

汚いことばかりして
醜くなった自分を
見るのが嫌なばかりに
黄金の勲章で
てかてかと着飾っている
その姿がいかに哀れなものか
いつになったらあなたはわかるのか

あなたは今
糞の沼の中に溺れて暴れているのだ
苦しくてたまらない
汚いことをしている自分が
嫌でたまらない
その自分から永遠に逃げようと
ひきむしるように他人を盗んでは
自分を飾る

もうやめなさい
自分を守るために
自分を馬鹿にするのは
あなたは馬鹿な自分を隠すために
必死で自分をいじめているのだ

逃げることをやめ
本当の自分に戻りなさい
そうすれば愛がわかる
最も美しい
自分の真実を見つけることができる

黄金の糞で飾った
汚い愚者の衣を脱ぎ捨て
正直な自分の姿に戻るのだ
そうすればそこに
奇跡のように
自由の翼を持った
天使のような自分がいるのだ




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ケンタウルス・15

2022-12-12 07:01:20 | 詩集・瑠璃の籠

愛を馬鹿にするでない

愛はすべてなのだ

世界を創ったのも
おまえを創ったのも
愛なのだ

愛を馬鹿にすれば
おまえは
矛盾のひきつれの中に飛び込み
虚無のようにむなしく
永遠を食べてゆかねばならぬ

存在でありながら
存在ではないものの名を負い
永遠になにもせず
ぼんやりと生きるものになる

愛を馬鹿にすれば
あまりにも苦しい馬鹿がやってくる
存在することの幸福を
真っ向から否定し
虚無のふところで
永遠に孤独をなめることになる

ゆえに
愛を馬鹿にするでない

決して馬鹿にするでない




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