テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

フェンダーのツインリバーブを弾いたのだ~(^O^)/

2012年01月26日 | 日記
今回は『音源』は無しなのだ

あらかじめご了承いただきたい

興味ない方はスルーしていただきたい



いまいちピッチの調整が甘いように感じる

ギターは難しい楽器だと痛感する・・

もう少々調整のお時間をいただきたいと思う

耳の肥えた読者の皆さんも納得のストラトサウンドを目指したい

という事で暇潰しに『長文』を読んでお待ちいただきたいと思う



「こんなに文章を書いている時間があるなら音楽作れよ~」

という声も聞こえてきそうだが・・・






USAストラトは私にとっても久々にスペシャルな買い物だった

今回はストラト購入時のことを少々お話したい


今までの『吊るしのギター』の場合とはちょっとパターンが異なった

通常はギターが決まったら展示アンプの前で椅子に座って弾くことが多い

店内には他のお客さんも大勢いるのだ


常識人ならば、アンプの音量も控えめになって当然なのだ

しかも、試奏用のアンプはトランジスタアンプの安モノと相場は決まっているのだ

頼み込めば真空管のアンプを鳴らすこともできるが・・基本的にそんなお客は嫌われるのだ


メンテやその後の相談などでその楽器店を再び訪れる予定がある場合には
店員さんの機嫌を損ねないことが得策といえる

これは楽器以外の買い物にもいえることだと思う


そんな流れから楽器店のお兄さんがセットしてくれたショボイアンプの前で試奏するのだ

実際のところ、真空管アンプを適切に鳴らすには少々のお作法と手間がかかるものなのだ

私もこんな流れで数々のギターを購入してきたのだ


今回は私が好みのギターをオーダーしたのだ

楽器店に気に入ったギターが無い場合に諦めて他のギターで妥協してしまう人も多いと思う


実は楽器店は基本的にどんなメーカーの楽器でもオーダーできるのだ

しかしながら、一つだけ注意があるのだ


楽器店ごとに得意なメーカーとジャンルがあるということなのだ

当然ながら、その楽器店が得意とするメーカーのギターならば他店よりも少々お安い場合が多い

関連のパーツの入手なども容易だといえる


ネットなどで知ったギターを相談してみるのも一考だといえる

私もネットショッピングは利用するがギターだけは絶対に買わない

「トラブルにも迅速に対応します!」と銘打っているところもあるが・・微妙なのだ


一万円台くらいの遊び&入門用ギターならば良いと思うが・・

やはり、楽器店で接客と商品を確認してから購入する方が何倍も安心感があるといえる


ギターをオーダーしてから数日で品物が届いた

以前のブログでは代理店に在庫があったギターを取り寄せたと書いた気がするが・・

実は直前で気が変わってしまったのだ


在庫切れの為にフロリダのコロナにあるフェンダーにオーダーを入れてもらったのだ

「いつかはフェンダー&ギブソンだよなぁ・・」

と思い描いていただけにアメリカにオーダーしたという『プレミアム感』が最高なのだ


我ながら非常に貧乏臭いと思う



ギターが入荷した日にお兄さんから連絡が入ったのだ

「来ましたよ~ストラトが・・いい色ですよ♪」

すでに仕事が手に付かない状態だったのだ


その日は用事があったので数日後に来店する約束をしたのだ

『試弾き』という約束だったのだが一応キャッシュを用意しておいたのだ

家族に内緒の『ブタの貯金箱』を破壊したのだ


その楽器店は午後11時まで営業しているのだ

最近のスーパーも営業時間が長くなったが楽器店も以前よりも大変になったようだ

これもお客さんへのサービスだといえるのだろう


来店の当日、仕事を効率良く片付けてお店に向かったのだ

夕食の時間帯だというのに非常にお客さんで賑わっていた


楽器店というと若者のイメージがあると思うが・・

実は中高年も結構多いのだ


良い事だと思う

音楽教室なども中高年向けのカリキュラムを積極的に取り入れているお店も多い


この世で一番お金を握りしめているのは中高年なのだ


いつものお兄さんの姿を探した

お兄さんは何やらマイクを握りしめて若いお客さんに説明していた


どうやら、バンドのボーカリストがワイヤレスの『Myマイク』を買いにきていたらしい

その他の店員さんも他のお客さんの接客に追われていた


いつものお兄さんが私の姿に気付いたのだ

「どうも~ ちょっと早いですね?」

「さては・・仕事サボったんですね?」

ちょいちょいと私を弄って遊ぶのだ

「ちょっと待ってくださいね・・」

「準備はできてますから・・・」


私は思ったのだ

『準備って何だ?』

いつものギターコーナーやカウンターの周囲に私のギターは無いなのだ



「家族には少し遅くなるっていってあるから大丈夫だよ」

「雑誌でも立ち読みして待ってるからゆっくりやってよ」


そんな事を言いながらもお兄さんの接客が終わるのを心待ちにしていたのだ

ワイヤレスのボーカルマイクを初めて見たのだ


マイク本体の他に無線のキットや付属のパーツなどかなり仰々しい感じだった

「これってワイヤレスなの?」

「何か凄いキットだね~」


すでに私も横に立って余計なお節介をしていたのだ

「このキットってアメリカ製なんですよ」

「初めて仕入れるんで・・説明してるんです」


普通の楽器店ではただ売るだけなのだ

その楽器店はとてもお客さん思いなのだ

そのボーカルの青年もその楽器店の常連さんらしい


「ちょっと実験してみようか?」

「電池を入れたからさ・・外に出てみてよ」

「歌いながら何処までも行ってみなよ・・」


苦笑しながらも青年はマイクを片手に外に出て行った

「聞こえてますか? どうですか?」

「あぁ・・ぁぁぁ・・・あぁぁぁ」

「どうですか? 聞こえてます?」

トランシーバーではないのだが・・

こんな状況では人間はあんな感じになってしまうのだろうか?




しばらくすると音声が途絶えた


マイクを片手に青年が戻ってきた

楽器店のお兄さんがすかさず声をかけた

「ダメじゃん~ 歌ってっていったでしょ?」

「ボーカルマイクの実験なんだからさ・・」


私も様子を見ていたので青年は少し頬を赤らめていた


終始こんな感じでお客さんに過剰なサービス?を提供するお店なのだ

会社の方針というよりはお兄さんの人柄と人間性なのだ


同じ楽器店に勤めながらも一度も笑った顔を見せない店員さんもいるのだ

人間性にはその人の生い立ちが見え隠れするものだと痛感してしまう


途切れることがない接客の合間を縫ってようやくお兄さんが私のところにやってきた

「スミマセン~ 今日は何だか珍しく混んじゃって・・・」

「いつもこんな感じならいいんですけどね・・行きますか?」


どうやら、私のギターは『別室』に用意してあるようなのだ

「二階の音楽教室にアンプとギターをセッティングしてあります」


私はお兄さんに連れられて二階に上がったのだ

その楽器店は一階が売り場とスタジオ、二階が音楽教室になっているのだ


それ故に二階に上がるのは始めてなのだ

しかも、音楽教室に入るのも始めてなのだ


スタジオと雰囲気は似ているが別物という感じなのだ

ピアノが二台並んでいた


ピアノ専科の教室のようだった


部屋の中央に二台のアンプが並んでいたのだ

フェンダーのツインリバーブとマーシャルなのだ





実物とは多少違うがネットから画像を拝借してみた


マーシャルというと大型のアンプをイメージする人も多いと思うが・・

小型の真空管アンプのライナップも結構充実しているようだ


アンプにはあまり興味がないので私の知識は乏しいが・・

たま~にスタジオなどで使用する事もあるので何となく雰囲気は分かっているのだ


マルチエフェクターの音をヘッドフォンで聴くのとは雲泥の差なのだ

まず、迫力に圧倒されるのだ


二台のアンプは新品ではないのだ

ちょっと年季が入った感じなのだ

「このアンプって僕のコレクションなんですよ」

「USAストラトにはやっぱり本物ですよね・・?」

「自宅から持ってきたんですよ 自由に使ってください」


こんな親切な店員さんがこの世にいるだろうか?

今回は『二つの別待遇』が作用しているのだ


一つは私がcubaseで制作した楽曲を定期的に提供しているということ

二つ目はやはり本物のストラトをオーダーしたということだと思う


こんな場合に質問は無用なのだ

「何でアンプなんて用意してくれたの?」

などという質問は野暮なのだ


「ちょっと接客がありますんで・・」

「好きなように使ってくださいね」


そのままお兄さんは行ってしまったのだ


ここで重要なのは何の説明もないという事なのだ

「余計な事を言わなくても分かるでしょ?」という事なのだ


先にも述べたように真空管アンプの取り扱いは非常にシビアなのだ

温める前にフルテンなどにすれば簡単に壊れてしまうのだ

常識外の大音量で鳴らせばコーンが飛んでしまう

真空管が痛むこともあり得る・・・


要するにお兄さんが私の事を一人前のギタリストとして認めてくれた証なのだと解釈したのだ

常連とはいえども、バンド系の大学生に同様の扱いをするとは思えない


ある意味では銀行で高額な預け入れをする時のお客さんのような扱いなのだ


試弾きとはいえ手厚いサービスに良い気分になったのだ

ここまでされても音が気に入らなければ断ろうと決めていた


まぁ、言うまでもなく『最高の音』だった

DAWへの録音というと別の技術と知識が必要になってくると思うが・・

生アンプの大音量は久々に五感を刺激してくれた

「やっぱり、これでしょ?」

 「ヴィンテージのアンプっていい音するなぁ・・」

演奏半ばで激しいカッティングをしていた

すでに購入を決定していたからなのだ


今回はBR-80を持ち込んだのだ

『いつもの環境』で鳴らすのが最も近道だと感じたのだ


我ながらグッドアイディアだと思う

BR-80のオケには前夜にアリアの演奏を録音しておいたのだ


シングルの音の違いを確認したかったのだ

一聴しただけで音の違いは歴然だった

ピックアップとボディの鳴りの違いが明確に音に反映されたのだ


ストラトを購入する意味が明確になった気がした

自己満足の感も否めないが・・

とにかく欲しくなってしまったのだ


・・というわけでストラトが我が家にやってきたのだ







以前にギターを整理すると言ったが・・

実は最新ストラトのハムの音も確認したかったのだ

ハムの音が使えるならばレスポールを処分しようと考えていたのだ

「もったいないなぁ・・」という声も聞こえてきそうだが・・


音は素晴らしいと思うのだが・・

その独特のボディ形状からとても弾き難いのだ

それがレスポールだともいえるが・・


私はコレクターではないのだ

とにかく、作曲のツールとして積極的に活用できないものは不要なのだ

実際の音も私の音楽スタイルではあまり出番がない気がしていたのだ


実は同じハム×2でもポールリードスミスが欲しくなってしまったのだ

もちろん、買うならばUSAモデルなのだ

当分は買えないと思うが・・


加えてアイバニーズも最後まで熟考していたのだが・・

結局、売却することに決めたのだ

理由はいくつかあるのだ


一つはロックナット式のアームの使い難さなのだ

セッティングが決まれば非常に精度が高いアームプレイが可能なのだが調整に手間がかかる

オクターブ調整にしても非常に面倒なのだ

考えてみれば、私の音楽に激しいアームプレイは必要ないように思えてきたのだ


どちらかといえば、ジェフベック的な音楽的なアームに魅力を感じるようになってきたのだ

最も気になるのはやはりフレットの形状と位置関係なのだ

以前に説明したのでここでは割愛さえていただきたい

とにかく、『弦落ち』が頻発なのだ


そんなわけで二本を処分する事に決めたのだ

アリアとストラトの二本に絞ることでメンテにも集中できるようになると思う


たった二本と言うなかれ・・

アリアもストラトも多彩な機能を持ったギターなのだ

これからが楽しみなギター達なのだ


生粋のシングルサウンド~ハードなドンシャリ系ハムまでカバーできると思う


今さらながら気付いたのだが・・・

やはり、私はアーム付きのギターが根っから好きなようだ

調整はシビアだし、使い方も深いがそれを克服した時の気持ち良さは何ものにも代え難い









ストラトのアーム角度をさらに煮詰めてみたのだ



ちなみにレスポールは中古品としてお店に展示するようだが・・

アイバニーズはお兄さんが気にってしまったらしい

結構、難癖を付けていたけどねぇ~


調整しているうちにアイバニーズの『最新式のアーム』に惹かれてしまったらしい

私が加工したコンターとアーム棒の形状も気に入ってしまったようだ


楽器を販売するプロも納得の工作なのだ

「あのコンターって最高ですよ」

「アームの角度と長さも絶妙ですね」

「ピックアップの交換はしますけど」


何処かの知らない僕がメンテもそこそこに使われるよりも私も嬉しいのだ

その後の改造の過程などもにも興味がある

バンドのハードなナンバーで使用したいと言っていた


エピフォンは二束三文だったが・・

こんな理由でアイバニーズは結構な高額で買い取ってもらったのだ

普通は絶対に買い取りを断られるギターなのだ

ボディをえぐったギターなんて誰も買わないでしょ?


ギターって深いと思う

それを必要としている人がいる限りそこに価値が生まれるのだ


 
ちなみに皆さんに御聞かせするレベルには至らないが・・

ワウを使ってジミヘン風のソロなどを弾いて遊んでいるところなのだ

自画自賛だが・・相当にカッコいいのだ

本当に良い音がするギターなのだ


テクが追いついていない気もするが・・・









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