テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

レスポールで『ツェッペリン風』に弾いてみた・・・

2012年10月06日 | 日記

ブログを三話連続レスポールでアップしてしまうくらいに
今回購入のレスポールはお気に入りなのだ



前回のブログを読み返してみたのだが・・・

乱文&誤字が結構多かったように感じたのだ

ギターの速弾きのように猛烈なスピードでタイピングしているのでご了承願いたい


「意味が伝わればよいかなぁ・・?」

という感じなのだ






今までは中古品に良いイメージを持っていなかったのだが少し考えが変わってきた



先日、お話したように決してコンディションが良い状態で購入したわけではない


むしろ、最悪(大袈裟かな?)のコンディションを自分のメンテで
『良品』にリカバリーできたことを嬉しく思うのだ



他人が7年間寝かしたギターであるにも関わらず非常に愛着を感じるのは何故だろうか?



前回までポスター風の画像をアップしてきたのだが今回は比較的クリアな画像を用意してみたのだ

ピックガードも研磨剤で軽く磨いてあるのだ



ネジも復活させたのだ



小さい部分だがギターの顔の一部なので印象が変わるのだ



先日、ピックアップのスイッチ部分の画像をご紹介したがもう一枚クリアな画像をご覧いただきたい




やはり、小さなノブでもあった方が良いと思う



分かり難と思うがあえてヴィンテージ風の色褪せた白をチョイスしたのだ



普通の中古はボディのコンディションが良くても金属部分が劣化していることが多い

色褪せた金属パーツは磨いても輝きは取り戻せない

気に入らなければ交換しかないのだ

幸いにも押し入れで眠っていただけにピカピカの新品状態なのだ



他のパーツのコンディションから考えて前のオーナーがお手入れしていたとは考え難い

これもこのギターのお気に入り部分の一つなのだ


先日、お話した前オーナーの『刻みキズ』だが磨きを艶出しを繰り返して解決したのだ



まったくキズがない状態になったのだ

若干、艶がなくなってしまったのだが・・・

むしろ良い雰囲気になったと感じる


ネックは一番酷使される部分だけにヴィンテージではネックの裏側全体が擦れている場合が多い

正直な話、そこまで状態が酷いと演奏に支障を来す恐れがある

今回はヘッド部分なので演奏には問題ない


再度、指板のお手入れをした



初回のオイルが馴染んだところに上塗りしたのだ

長年の枯渇した状態にはこのくらいで丁度良いのだ





ボディも適度に色褪せているのだ



おそらく、最初はもう少し色が濃かったような気がするのだ

こんな感じだろうか?



ボディのコーティングも奥深い


実は高級なギターほどボディのコーティングが薄い傾向がある

ストラトでもあえて薄い被膜を採用するモデルも50万円超えには多いのだ


逆に低価格帯のギターは音を度外視するほど厚塗りをする傾向がある

答えは簡単なのだ

初心者が扱っても壊れ難くする為なのだ


厳密な違いは私には分からないが薄いコートは音に影響するらしい


今回購入したレスポールが薄い被膜であったかは不明だが・・・

結果として60年代を彷彿させるルックスを見せてくれているのには感動しているのだ

楽器店の鍵付きにショーウィンドウの中の100万円のヴィンテージに似ているのだ


ケースが汚い・・と言ったのだが磨けば何とかなるものなのだ



むしろ、シールをベタベタ貼られたケースでなくて良かったと思っている



かなり艶が出ていると思う

縫い糸も切れている部分がないのは好印象なのだ



金属部分の劣化は仕方ないと思う

これが限界なのだ

むしろ、中身のギターとのバランスを考えればこのくらいの劣化が丁度良いともいえるのだ



もっとも痛みやすい取っ手部分も良好なのだ



ちなみにこちらがエピフォン純正のケースなのだ



私のケースは無印なのだが・・

むしろ、良かったと思う

茶色というのは大人の感じが漂うのだ


ボディ裏とネックの状態も良好なのだ

ネックにキズがないのは最高に嬉しい


私の場合、ネックのキズが気になるタイプなのだ

今回は軽い艶出しで終わったがキズがあったならば一皮剥いたと思う


ケースの中には乾燥剤と魔法のシートを放りこんである



乾燥剤はストラトのケースの中に2個入っていたので流用したのだ

魔法のシートはストラト購入の時にお兄さんがサービスしてくれたものなのだ

湿度を自動的に管理してくれる優れモノらしい

実験好きのお兄さんが実際に自宅で水を含ませて試したようだ

真面目なお兄さんは小物でも自分が納得した商品しか陳列しないのだ

この辺りが他の楽器屋さんとの大きな違いなのだ

自社の製品を猛烈にプッシュする営業マンの言いなりではない




基本的にストラトは常に外に出しているのでシートをケースの中に入れておいても意味がない



ちなみに私のストラトのケースのような『機密性の高いケースで』威力を最大限に発揮するようだ


ケースの内部をご覧いただきたい

非常にキレイな状態を保っている


問題のカビのような匂いは除菌と天日干しで解決した

押し入れに7年間も保管していれば仕方がないことなのだ



読者の皆さんも押し入れに眠っているギターがあれば定期的に風を通すことをお薦めする

風通しもメンテの一環だと私は考えている

洗濯ものではないので直射日光には注意していただきたい

仕上げにレモンオイルなどを塗っておけばなお良いと思うのだ


小物入れも付いている



こちらも内部は使用感がないのだ


ハードケースにも色々な種類があるがおそらくこのグレードをものを新品で購入すれば2万円以上はすると思う


ボディのトラ杢も敢えて加工をしない画像でご覧いただきたい





続いて機能的な調整についてお話したいと思う

ピックアップの高さ調整に無頓着な人も多いようだが・・・

実はギターの音を決定づける重要な要素の一つなのだ




ドライバー一本で『好みの音』を手に入れられるのだから遣らない手は無いと思う

前のオーナーの状態はかなり高めに設定されていた

おそらく、買ったままで使っていたように思うのだ


実は数年前までは私もピックアップの高さに疑問など抱かなかったのだ

買ったままの状態で使っていたのだ


基本的に低めのピックアップはかなりピッキングのニュアンスを表現できる

一方で少々パワーが不足する場合もある


高めのピックアップはパワーはあるものの音の分離がいまいちに感じられる

手持ちのアンプの特性や演奏するジャンルで微調整すると良いと思う


ちなみに私は店頭で売られている一般的なレスポールよりも低く調整しているのだ



続いて弦高の調整なのだ

ストラトよりも僅かに高めに調整してみた



ストラトとアリアでは1弦と6弦の高さの差が少なく調整しているのだが・・

レスポールは1弦と6弦でかなり高低差をつけてみたのだ


これには理由があるのだ

レスポールはストラトよりもスケール(ネックの長さ)が短いのだ

つまり、同じ太さの弦を張った場合、レスポールの方が弦の張りが弱く感じられるということなのだ


特にレスポールの奏法の魅力は低音弦でのリフワークだと思う

ピックの当たりに負けない為に低音側だけ少し弦高を上げているということなのだ


様々なギターで慣れているせいか・・

『調整の勘所』は鋭い方だと自負しているのだ

一発で決めてしまったのだ

とりあえず、今のところは大満足なのだ


レスポールに詳しくない人の為にレスポールのボリュームとトーンの組み合わせについて説明したい

ちなみにストラトは1ボリューム2トーンという仕様なのだ


それに対してレスポールは2ボリューム2トーンということになる

youtubeなどの動画を参考にしてみるとリアを使う人が圧倒的に多いように感じる

リア≒ロックというイメージがあるのだろうか?


個人的にはリアとフロントのミックストーンが気にいったのだ



先に述べた4個のツマミで音質を作るのだ

セレクタースイッチを真ん中にしてリア8対フロント2というボリュームが良い感じだと思う

フロント、リア共にトーンの効きも良好なのだ



ストラトで覚えた技?なのだが・・・

レスポールでもフルテン(最大音量)にはしないのだ

5~8くらいが美味しい領域だと感じたのだ


フルテンとボリュームを絞った状態で何が違うのか?

ボリュームを絞った方が音の輪郭がはっきりしてくるのだ


音量の不足はマルチエフェクターやアンプ側で補えば解決するのだ



最後に純正のピックアップの印象をご説明したい

やたらとピックアップの改造をしたがる人が多い


メタル向きのギターをさらにパワーアップする方向性は理解できるのだ

しかしながら、ストラトやレスポールの場合はむやみなパワーアップは材の良さをスポイルする結果を招くと思う

ストラトの場合を例にあげるならば、
純正のピックアップはアルダーやアッシュ特有の硬い材の良さを引き出すチューニングが施されているのだ

レスポールも同様にマホガニーの温かい感じを引き出すように調整されているのだ


正直な話、低価格帯のギターの場合は材もピックアップも何でも良いという感じなのだ

コストの関係上、仕方がないところだと思う


エピフォンも中級機種以上ならば、十分に考えられていると思うのだ


「俺の好みの音じゃないなぁ・・」

という感じでピックアップの交換に踏み切ってしまうのだと思う


以前にもお話したがギターはピックのアタック感がすべてなのだ

すべての弦楽器にいえることだと思う


音が細いのは演奏者のピッキングにあるのだ

とにかく、純正の状態で良い音が出せるまで弾き込んでみるのも一考だと思うのだ


さらに先に述べたようにピックアップの調整や弦の太さなどを研究してみるべきなのだ

ギターを始めたばかりの初心者の人に言いたいことなのだ


買ったばかりのギターのピックアップを交換してほしいと来店した学生さんにお兄さんも似たような事を言っていた




前のオーナーにお礼を言いたい

「押入れの中で7年以上も寝かせてくれてアリガトウ!」


楽器店のお兄さんが所有するギブソンのヴィンテージにも負けていない音が出る気がする


何故、中古品をこれほど気にいってしまったのか?

自分でも良く分からないのだ


ギターとの出会いも男女の出会いに通じるものがあるような気がする

前のオーナーは不要という事で売りに出してしまったが・・・


私にとっては他のギターと共に長い付き合いになりそうな予感がしているのだ

品質にバラつきがあるというUSA製のレスポールは当分は必要ない気がしているのだ



今回もタラタラと長文を書き連ねてしまった・・・


上記の説明も含めていつものように『音』で表現してみた

一発目のリフはリア、次に重ねってくるリフ&ソロもどきはミックスなのだ


7年目にしては『枯れている音を』お聴きいただきたい

レスポールといえばジミーペイジということでレッドツェッペリン風のリフを考えてみた



レスポールにはこういう雰囲気のロックンロールが一番似合うと思う



どうだろうか?







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