テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

エピフォンレスポールの『品質』について考えてみた・・

2012年10月18日 | 日記
エピフォンのレスポールは良くも悪くも注目されていると思える

ネット検索などで『エピフォンレスポール』と入力するだけでもかなりの情報にヒットするのだ


以前にレスポールの購入を検討していた時には新品の情報ばかり調べていたのだが・・

レスポールの購入後には『カスタム』や『加工』という部分に興味を持ちつつ検索をかけているのだ


Q&Aなどでもエピフォンの購入を検討している人を多く見かける


「グレコとトーカイとエピフォンってどれがいいですか・・?」

非常にザックリとした大雑把な質問だと思う

おそらく初心者なのだと推測できる


こんな場合には往々にして回答者もテキトーな回答をしているのが笑えるのだ

何故だか回答者の多くは『アンチエピフォン派』なのだ

「エピフォンだけは止めた方がいいよ・・」

というような回答が多いのだ


エピフォンの何が気に入らないのだろうか?



ある質問においては少々マシで予算が明示されているのだ

「予算は5~6万円くらいで考えています・・・」


この価格帯においても回答者の人達にはエピフォンは嫌われているのだ

嫌われている理由を私なりに分析してみたのだ



某生産国による品質の低さ・・

独特のエピフォンヘッド・・・

この二つだと思うのだ


ちなみに購入予算が5~6万円台ではライバルメーカーの製品も某生産国だと断言できるのだ


アンチも多い一方で実はレスポール&レスポールタイプのカテゴリではエピフォンが一番売れているのも事実なのだ

初心者が購入し易い価格帯においてはフェンダージャパンのストラトタイプと人気を二分しているのだ


読者の皆さんもお近くに楽器店(大きい方がいいかも)があれば足を運んでいただきたい

おそらく入口付近にはフェンダージャパンとエピフォンが売り場を占拠していると思う


ネットでは何かと『品質』という言葉が飛び交っている

多くの人々が求める品質とは何だろうか?


”エピフォン≒品質が低い・・”

という印象を持っている人々はエピフォンの何処を基準に判断しているのだろうか?


常連読者の皆さんは私が以前にエピフォンのブラウンサンバーストのモデルを購入しているのをご存じだと思う

実際に楽器店で同価格帯のギターを数本ほど試弾きして選んだのだ


定価で8万円クラスのギターだったのだが・・

特に悪いというギターは無かったと記憶している

その中でも色と鳴り(音色)が気に入った一本を選んだという流れなのだ


結局は弾き難さに負けてしばらく使って売ってしまったのだが・・・

当時はアーム付きギターへの気持ちが傾倒していた時期でもあったのだ


吟味しただけに音は嫌いではなかった

以前に所有していたBC.Richもレスポールに似ている音色だったのだが
こちらも弾き難いという理由で友人に譲ってしまったのだ


先日、久々に再会したのだがピックアップが社外品に交換されていたが元気に鳴っていた・・

こちらも某生産国の製品なのだが塗装のムラやペグのガタ、フレットの段差etc・・


「何で楽器店での試奏で気付かないの?」

という人も多いと思う


楽器店には独特のムードがあるのだ

やはり、自宅で演奏するのとは環境が異なるのだ


一言で言ってしまえば、私の『経験不足』だと言わざる得ないと思う

高い授業料だったが現在はかなりの目利きになった自信があるのだ


今回のレスポールの購入もある意味ではハードルが高かったと思う

仮に初心者の人が私を真似たならばかなりの確率で失敗&後悔する結果になると思う


品質や価値観は人それぞれだといえる

パッと見だが試奏の際に触れた数本に特に不備や違和感は感じなかった


パーツの取り付け精度が低いと指摘する人もいるようだが・・

かなり、しっかりと取り付けられている印象を受けた

楽器店での所見故に自宅に帰ってじっくりと眺めれば粗が見えてくるかもしれないが・・・


個人的に求める品質は『音程』なのだ

磨いて眺めて楽しむという接し方もあるがギターは楽器なのだ


眺めて楽しむという価格でもない気がする

楽器として正確に機能するか?に尽きると思うのだ


当たり前のようだが・・

意外に忘れられている部分でもあるといえる

「日本製のエピフォンっていいですか?」

「日本製のレスポールタイプっていいですか?」

・・というように生産国やブランドに執着しているような人々は本質を忘れているのだ


ある回答者が良いことを言っていたのでご紹介したい

「ごちゃごちゃ言ってないでエピフォンに集中したほうがいいよ・・」

「エピフォンでいい音を出せたらカッコいいんじゃないかな・・・?」

私も同感なのだ


ギターの音色の多くの部分は弾き手のテクとニュアンスで決まると言っても過言ではない

初心者がUSAのカスタムショップ製のストラトを弾いても絶対に良い音は出せない

逆にプロが2万円のギターを弾いた場合、かなりイケた音を聴かせてくれると思うのだ


あくまでも想像だが・・・


ちなみに先にも述べたようにアンチ派の多くはエピフォンのヘッド形状を嫌っているようだ

たかがヘッド・・

されどヘッド・・・

ギターのルックスを決定づける上でかなり重要なアイテムであることは間違いない


ギブソン社のライセンス契約を結んでいるのだが・・

ギブソン側からの要請で同一形状のヘッドを取り付けることができないのだ


これには歴史があるようだ

数十年前にエピフォンが日本に工場の拠点を持っていた時期に遡る・・


読者の皆さんもご存じだと思うが日本人によって組み立てられていた時期があったのだ

この時期のエピフォンはいわゆる『ギブソンヘッド』だったのだ


素人の目には違いはヘッドのロゴだけだったのだ

もちろん、厳密にはボディの材やパーツなどもまったく異なるのだが・・

ルックス重視の初心者には手軽に買えるレスポールという事で爆発的に売れたのだ


資源も豊富にあった時代だけに材もけっして悪くはなかったのだ

ギブソンに手が届かない初心者はもちろん、ギブソンを使っていた人までも日本製に流れ始めたのだ


もうお分かりだと思う・・・

日本製のレスポールが『目の上のたんこぶ』になってしまったのだ


現在は生産国も変わってしまった

ヘッドの形状はこれらの流れからもともとのエピフォンヘッドに戻ったのだ


楽器店の店員さんの中にはエピフォンヘッドをカッコいいという人もいる

しかしながら少数派であることは確かなのだ


エピフォンには『カジノ』という名器があるのだが・・

このギターだけは別格の扱いなのだ


非常に珍重されている

カジノもエピフォンヘッドだがこれを貶す(けなす)人は少ない


とにかく低価格帯のレスポールだけが何故だか攻撃の的になっているのが現状なのだ


有難くないネーミングで呼ばれているのだ

「エピフォンのヘッドって・・あのチ○コヘッドのこと?」

「あれはダメでしょ? ダサいよね~ 」


言われてみれば、そんな風に見えなくもないのだ・・


個人的にそんな人々の言葉など気にもならないが・・

正直なところ、何かが気に入らないのも事実なのだ


ボディが美しいだけに少々惜しいと感じることも多々あるのだ

これはグレコのヘッドだが何となくエピフォンに似ているような・・



アンチ派の人々はこのヘッドの形状は悪くは言わないのだ


まったくもって不思議なのだ


ちなみにヘッド&ボディの大改造を行ったのだ

次回のブログで詳しくご紹介したいと考えているのだ


明日かな・・?(時間があれば)
















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