最近、チョイチョイと当ブログでリポートしているオジサンと出遭ったのだ
行きつけの楽器店での出来事なのだ
まぁ、オジサンとの遭遇率は意外に高いのだ
暇を持て余すオジサンは時間があると楽器店に顔を出しているようだ
弦のコーナーを陣取り物欲しそうな熱い眼差しで来店客を見つめるのは去年と変わっていない
肩にはトレードマークのヤマハの古いギターを背負っている
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簡単な挨拶を済ませた後にオジサンの熱弁が始まるのだ
「今日は何? 買い物?」
他人の買い物が気になる性分なのだ
オジサンの目がキラキラと輝いているのだ
「ここのところ、俺のブログが絶好調なのよ」
「最高だぜ~ 過去最高じゃね? イイ感じなのよ」
こんなテンションで会話がスタートしたのだ
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「特に努力とかした覚えはないんだよな」
「棚ぼたじゃね? 奇跡ってあるんだな」
興奮気味に唾液を飛ばしながら一生懸命に語っていた
楽器店のお兄さん達と私は頷いているのだ
楽器店のお兄さんが質問したのだ
「何か理由とはあるんですか?」
「急に訪問者数が増えるって変じゃないですか?」
楽器店の店員さん達もブログの経験者なのだ
現在、細々と継続している人もいる
諸事情に嫌気がさして止めてしまった人もいる
オジサンは続けるのだ
「何かさ・・俺のギターをブログで宣伝してくれている人がいるのよ」
「基本、まったく売れてないギターじゃね? 存在すら知らないっていう・・」
「ある意味じゃ、幻なのよ ヤマハの唯一の汚点なわけよ そこがいいのよ」
「俺さ・・変わり者じゃね? 他人と同じは嫌なのよ 分かる? 普通じゃないのよ」
オジサンのこの件にには一同大きく首を立てに振るのだ
昨年も急にテニスを始めると言いだし一同を驚かせた
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このオジサン・・掛け声だけは威勢が良いのだ
ラケットも買うと言いながら・・
結局、気に入った物がないという理由で断念なのだ
ギターも同様なのだ
「あのギターって良くね? レスポールも欲しいのな」
「いいのがあれば、買うわ 探しているところなのよ」
いつもこんな調子なのだ
楽器店のお兄さんによるとここ5年くらい弦とピック以外は買っていないという
しかしながら、常連さんの中でも『来店率』はダントツで1位らしい
ムダに暇なのだ
言動も行動も摩訶不思議だが・・
職業も不詳なのだ
誰も知らない・・
一つ言える事がある
過去にプロを目指していたらしい
個人でのデビューなのか? バンドなのか?
実際、どの辺りまで現実的な話として進めたのか?
良くある話なのだ
「俺さ・・若い頃にプロギタリストを目指していたんだわ」
「結局、挫折したけどな ギターの腕前は半端ないわ マジで」
ロックのカリスマと豪語しながらも歌っている姿、楽器を弾いている姿を一切見せない
あの人に近いような・・・
ある意味でカリスマなのだ
そんな生き方が通用するという事が凄い
ヤマハの古いギターを抱えたオジサンも一切弾かない
少しばかりリフを刻んでいる姿を見かけた事がある
アンプには繋がない
これがオジサンのポリシーらしい
「クリーンでグルーブ出してみ?」
「アンプ繋ぐと美味くならないわ」
「とにかく素の音で弾くのよ わかる?」
話をオジサンのブログに戻そう・・・
オジサンは真面目な顔で語るのだ
「何かさ、『レスポール&ストラトの部屋』っていうブログで俺のギターを取り上げてるのよ」
「そのブログがメチャ人気のブログでさ・・そこで弄ってくれてるのが理由じゃね?」
「検索してみ?とか読者に語りかけているのよ そんな事ってあるんだね」
オジサンの話は続く・・・
オジサンは涙目なのだ
「俺さ・この歳になるまでイイ事なかったんだわ・・」
「とりあえず曲の販促の為にブログを立ち上げたけど・・」
「ここ数年、閑古鳥よ・・止めようかな?って思った事もあるわ」
「書く事無いしな 最近はギターと無関係なネタばかりよ・・」
「これじゃ読者も呆れるわな どこがギターブログだよ?ってな」
オジサンは肩を小刻みに震わせながら呟くのだ
「もしかして、ここ数日って『人生最良の日』かも?」
「他力本願っていうのが微妙だけど・・な いつもそんな感じよ」
「人生で努力した事なんか一度もないからな 結果オーライで良くね?」
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「でも、何だろ? レスポール&ストラトの部屋って・・?」
「何を検索してもあのブログにヒットするんだよな 知っているよね?」
実は一部の勘が良い店員さんは真実の私の姿を知っているのだ
そこは大人のマナーなのだ
正直な話、販売のプロとして『レスポール&ストラトの部屋』を知らない人がいるだろうか?
そのくらい検索エンジンに好かれているのだ
ショップがお金をかけて上位表示を維持している
そんな販売サイトと私のブログ(無料)が同じページに表示されるという・・
コツコツと積み上げた努力が実ったのだと思う
加えて、オジサンが言うようにギターの奇跡なのだ
ギター復活を予感させる
如何だろうか?
まぁ、巷の読者はシビアなのでオジサンのブログの人気が継続する事はない
しかしながら、私のブログの記事が存在する限り、
検索エンジン経由でオジサンのブログを訪れる人はいると思う
オジサンも一生懸命に曲を作り販売しているようだ
残念ながら、まったく売れていないそうだ
訪問者数が増えるという事と実売が直結するか?
世の中はそんなに甘くない
2曲が3曲になった程度だと思う
オジサンはこんなチャンスも逃してしまう
私ならば、本腰を入れブログを書き、ギターを改造し、興味をそそるネタを考える
そして、目的である曲を寝ずに作る
ここまで他人に引っ張ってもらったのだ
あとは自力でどのくらい頑張れるか?
オジサンは自分で言っている
努力を惜しんだ結果が今日の姿なのだ
オジサンを責める必要はない
自分自身が一番分かっているのだ
「俺って口先だけ一人前なんだよな・・」
「行動が伴わないっていうか・・ダメだな」
「結局、最後の砦のギターもグズグズだわ」
私がオジサンに正体を明かす日は訪れるのか?
おじさんの件はここまで・・・
今回も軽く音源を貼ってみた
ファズを使ってみた
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音源の前半はファズとボリュームの関係性なのだ
すべてクランチだがかなり印象が異なると思う
ジミヘンが歌のバックで弾くギターは想像以上に歪み量が少ない
後半は歌のバックで弾いているというイメージなのだ
動きがあるカッティングリフはジミヘンの常套句なのだ
こんなアイディアは理屈ではない
ギターと戯れているうちに浮かんでくるのだ
機会があれば、私のカッティングフレーズも講義したい
まだ、そのタイミングではないと思う
読者の皆さんは練習よりももっとギターを聴いていただきたい
好き嫌いを問わず、ジミヘンやレイヴォーンなどの繊細なクランチを意識的に聴くと効果がある
音楽(ギター)は流して聴くのではダメなのだ
意識を集中するだけでも得られる物が違ってくる
「この音ってどんなアンプだろ?」
「このカッティングをコピーしてみよう」
「これってブルースから派生してるのかな?」
想像を巡らせるだけでも違う
『ファズとボリューム』
行きつけの楽器店での出来事なのだ
まぁ、オジサンとの遭遇率は意外に高いのだ
暇を持て余すオジサンは時間があると楽器店に顔を出しているようだ
弦のコーナーを陣取り物欲しそうな熱い眼差しで来店客を見つめるのは去年と変わっていない
肩にはトレードマークのヤマハの古いギターを背負っている
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簡単な挨拶を済ませた後にオジサンの熱弁が始まるのだ
「今日は何? 買い物?」
他人の買い物が気になる性分なのだ
オジサンの目がキラキラと輝いているのだ
「ここのところ、俺のブログが絶好調なのよ」
「最高だぜ~ 過去最高じゃね? イイ感じなのよ」
こんなテンションで会話がスタートしたのだ
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「特に努力とかした覚えはないんだよな」
「棚ぼたじゃね? 奇跡ってあるんだな」
興奮気味に唾液を飛ばしながら一生懸命に語っていた
楽器店のお兄さん達と私は頷いているのだ
楽器店のお兄さんが質問したのだ
「何か理由とはあるんですか?」
「急に訪問者数が増えるって変じゃないですか?」
楽器店の店員さん達もブログの経験者なのだ
現在、細々と継続している人もいる
諸事情に嫌気がさして止めてしまった人もいる
オジサンは続けるのだ
「何かさ・・俺のギターをブログで宣伝してくれている人がいるのよ」
「基本、まったく売れてないギターじゃね? 存在すら知らないっていう・・」
「ある意味じゃ、幻なのよ ヤマハの唯一の汚点なわけよ そこがいいのよ」
「俺さ・・変わり者じゃね? 他人と同じは嫌なのよ 分かる? 普通じゃないのよ」
オジサンのこの件にには一同大きく首を立てに振るのだ
昨年も急にテニスを始めると言いだし一同を驚かせた
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このオジサン・・掛け声だけは威勢が良いのだ
ラケットも買うと言いながら・・
結局、気に入った物がないという理由で断念なのだ
ギターも同様なのだ
「あのギターって良くね? レスポールも欲しいのな」
「いいのがあれば、買うわ 探しているところなのよ」
いつもこんな調子なのだ
楽器店のお兄さんによるとここ5年くらい弦とピック以外は買っていないという
しかしながら、常連さんの中でも『来店率』はダントツで1位らしい
ムダに暇なのだ
言動も行動も摩訶不思議だが・・
職業も不詳なのだ
誰も知らない・・
一つ言える事がある
過去にプロを目指していたらしい
個人でのデビューなのか? バンドなのか?
実際、どの辺りまで現実的な話として進めたのか?
良くある話なのだ
「俺さ・・若い頃にプロギタリストを目指していたんだわ」
「結局、挫折したけどな ギターの腕前は半端ないわ マジで」
ロックのカリスマと豪語しながらも歌っている姿、楽器を弾いている姿を一切見せない
あの人に近いような・・・
ある意味でカリスマなのだ
そんな生き方が通用するという事が凄い
ヤマハの古いギターを抱えたオジサンも一切弾かない
少しばかりリフを刻んでいる姿を見かけた事がある
アンプには繋がない
これがオジサンのポリシーらしい
「クリーンでグルーブ出してみ?」
「アンプ繋ぐと美味くならないわ」
「とにかく素の音で弾くのよ わかる?」
話をオジサンのブログに戻そう・・・
オジサンは真面目な顔で語るのだ
「何かさ、『レスポール&ストラトの部屋』っていうブログで俺のギターを取り上げてるのよ」
「そのブログがメチャ人気のブログでさ・・そこで弄ってくれてるのが理由じゃね?」
「検索してみ?とか読者に語りかけているのよ そんな事ってあるんだね」
オジサンの話は続く・・・
オジサンは涙目なのだ
「俺さ・この歳になるまでイイ事なかったんだわ・・」
「とりあえず曲の販促の為にブログを立ち上げたけど・・」
「ここ数年、閑古鳥よ・・止めようかな?って思った事もあるわ」
「書く事無いしな 最近はギターと無関係なネタばかりよ・・」
「これじゃ読者も呆れるわな どこがギターブログだよ?ってな」
オジサンは肩を小刻みに震わせながら呟くのだ
「もしかして、ここ数日って『人生最良の日』かも?」
「他力本願っていうのが微妙だけど・・な いつもそんな感じよ」
「人生で努力した事なんか一度もないからな 結果オーライで良くね?」
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「でも、何だろ? レスポール&ストラトの部屋って・・?」
「何を検索してもあのブログにヒットするんだよな 知っているよね?」
実は一部の勘が良い店員さんは真実の私の姿を知っているのだ
そこは大人のマナーなのだ
正直な話、販売のプロとして『レスポール&ストラトの部屋』を知らない人がいるだろうか?
そのくらい検索エンジンに好かれているのだ
ショップがお金をかけて上位表示を維持している
そんな販売サイトと私のブログ(無料)が同じページに表示されるという・・
コツコツと積み上げた努力が実ったのだと思う
加えて、オジサンが言うようにギターの奇跡なのだ
ギター復活を予感させる
如何だろうか?
まぁ、巷の読者はシビアなのでオジサンのブログの人気が継続する事はない
しかしながら、私のブログの記事が存在する限り、
検索エンジン経由でオジサンのブログを訪れる人はいると思う
オジサンも一生懸命に曲を作り販売しているようだ
残念ながら、まったく売れていないそうだ
訪問者数が増えるという事と実売が直結するか?
世の中はそんなに甘くない
2曲が3曲になった程度だと思う
オジサンはこんなチャンスも逃してしまう
私ならば、本腰を入れブログを書き、ギターを改造し、興味をそそるネタを考える
そして、目的である曲を寝ずに作る
ここまで他人に引っ張ってもらったのだ
あとは自力でどのくらい頑張れるか?
オジサンは自分で言っている
努力を惜しんだ結果が今日の姿なのだ
オジサンを責める必要はない
自分自身が一番分かっているのだ
「俺って口先だけ一人前なんだよな・・」
「行動が伴わないっていうか・・ダメだな」
「結局、最後の砦のギターもグズグズだわ」
私がオジサンに正体を明かす日は訪れるのか?
おじさんの件はここまで・・・
今回も軽く音源を貼ってみた
ファズを使ってみた
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音源の前半はファズとボリュームの関係性なのだ
すべてクランチだがかなり印象が異なると思う
ジミヘンが歌のバックで弾くギターは想像以上に歪み量が少ない
後半は歌のバックで弾いているというイメージなのだ
動きがあるカッティングリフはジミヘンの常套句なのだ
こんなアイディアは理屈ではない
ギターと戯れているうちに浮かんでくるのだ
機会があれば、私のカッティングフレーズも講義したい
まだ、そのタイミングではないと思う
読者の皆さんは練習よりももっとギターを聴いていただきたい
好き嫌いを問わず、ジミヘンやレイヴォーンなどの繊細なクランチを意識的に聴くと効果がある
音楽(ギター)は流して聴くのではダメなのだ
意識を集中するだけでも得られる物が違ってくる
「この音ってどんなアンプだろ?」
「このカッティングをコピーしてみよう」
「これってブルースから派生してるのかな?」
想像を巡らせるだけでも違う
『ファズとボリューム』