テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

ピック選びでギターギターの音は変わる?

2013年11月20日 | 日記
今回はピックについてお話したいと思うのだ

読者の皆さんはどんな基準でピックを選んでいるだろうか?

ピックは意外にもギターの音色に大きな影響を与えるマストアイテムなのだ

弾き易さで選ぶというのも良いが音色&音質で選んでみては如何だろうか?



楽器店では大きさ、厚さ、素材など豊富なピックが販売されている

私もかつては色々なメーカーのピックを試してきたのだ


楽器店のお兄さん推奨のピックも一通り試してみたのだ

結果的に現在はこんな感じなのだ



お気に入りはジムダンロップ製のピックなのだ

弦はご存じのとおりダダリオなのだ


ある意味ではどちらも大定番だといえる

定番といわれる製品のメリットは安心感と安定供給にあると考えている


ちょっと変わった人などは他人と違うマニアックな製品を好む傾向があるようだが・・

メーカーは気まぐれなのだ売れない商品は予告なく打ち切りになる可能性もあるのだ


こんなブログを見かけたことがある

「外国で暮らしている友人から定期的に郵送してもらっている弦なんだけど・・」

おそらく、本人はちょっとした自慢のつもりなのだと思う

本人が思うほど読者は羨ましく感じてはいないと思うのだ


一般的なリスナーや読者は曖昧なネタよりも五感に訴えかけるような音を求めているような気がする

マニアックな弦を使ったショボイ演奏よりも定番ダダリオを使ったカッコいい演奏に興味があるような気がする


如何だろうか?


ピック選びの基準は千差万別だが・・

一般論というものはある


一般的に厚めのピックは上級向け

薄いピックは初心者向けという考えが定着している


正しくもあり間違いでもあるのだ

薄いピックが初心者に好まれる事からこんな噂が定着したのだと思う



薄いピックを使えば弦の上を滑らかに動かすことが出来る

特にストロークやカッティングの時に有効だといえる


弦がピックに勝る・・という状態なのだ

多少妙な握り方をしていてもピックの柔軟性がそれを受け止めてくれるのだ


実は中級以上(キャリアだけ?)になってもこの悪癖が抜けない人が多いのだ

慣れとはある意味恐ろしいものなのだ


薄く柔らかいピックしか使えなくなってしまうのだ

もちろんこれでも上手に弾けるというならば特に問題はないが・・・


薄いピックにもデメリットがある

音質に関していえば、強いアタック感が出ないのだ

さらに経済性として消耗が早いのも難点なのだ


一方の厚いピックは捌きが非常に難しい

まったく反らないピックでオルタネイトのアルペジオを演奏するシーンをイメージしていただきたい


薄いピックならば確実に反るようなケースでも厚いピックは反らないのだ

つまり、薄いピックが弦に負けて反る分を指先の逃がしで対処しなくてはならないのだ


厚いピックに慣れた人はとくにこんな面倒臭いことは考えずに弾いていると思う

メリットはその強いアタック感なのだ


特にソロを力強く弾きたい・・と思っている人は必須なのだ

最強の組み合わせは太い弦と厚いピックなのだ

まさにレスポールの定番なのだ




私も色々と試してみたのだが・・・

私の場合、ソロでは間違いなく厚いピックが好みなのだ



しかしながらカッティングになると話は別なのだ

もう少し、薄いピックの方が音に切れが増すように感じられる

実際、演奏性も向上するような気がするのだ



最近はストラトマスターであるChar氏の影響で昔ながらの三角ピックを使い始めたのだ



ダンロップの場合、厚さを色分けで区別しているのだ

つまり、ティアドロップとおむすびは同じ厚みなのだ


余談だが三角形ならばピックが擦り減っても他の角を使うことも可能なのだ

何だかセコいが・・・


お金に窮しているような人にはお薦めなのだ

ピックの100円を馬鹿にする者は100円に泣くのだ


こんな事を書きながら私は一か所しか使わないが・・


どんなに厚いピックでも必ず消耗するのだ

まったく擦り減らないピックも存在する


メタルピックなのだ



究極に弾き難いピックなのだ


しかしながら、メリットもある

金属特有のギラギラとしたアタック感なのだ


クイーンのブライアンメイがコインを使用しているのは有名な話なのだ

コインが弾き易いはずがない

弾き難さを承知の上で独特の音色を選んだのだと思う


私も硬貨で弾いたことがあるのだが・・

すぐに諦めてしまったのだ


ブライアンメイごっこをする時にメタルピックは必須アイテムなのだ

よりハードな音色のリフを刻む時などにも重宝するのだ


擦り減らないのに何で二枚なのか?

実はエッジ部分に細工しているのだ


あえてヤスリをかけてコインの淵のような状態を作り出しているのだ

もう一枚はノーマル状態で滑りが良い


最近、もう一枚違う厚みのピックを購入したのだ



これは完全なるストロークプレイ専用なのだ


エレキでも使うがアコギのコードプレイに適しているのだ

まぁ、すぐに擦り減ってしまうと思うがその辺りの耐久性も含めて試してみたいのだ


自宅練習、宅録などの場合には演奏を中断することも可能なのだ

カッティングが薄いピック、ソロではもう少し厚みのあるピック・・

という感じで使い分ければ問題はないと思う


しかしながら、友人とのバンド練習、ライブとなると話は別だと思う

基本的にピックと指弾きの使い分けはあるにしてもプレイスタイルでピックを持ち換える人は少ない


周囲の人々やお客さんに気付かれないようなマジック的なテクがある人は良いが・・

バレたらかなり恥ずかしいと思う


演奏中にピックを落としてしまう事の次に恥ずかしい事なのだ


つまりは常日頃からオールマイティに使えるピックを決めておくことが重要なのだ

決めるだけならば、無能な政○家でも出来る


ソロ、カッティング、アルペジオ・・と柔軟に対処できるテクを身に付けておくべきなのだ

ちなみに厚みのあるピックが一番難しいがこれに慣れておけばそれよりも薄いピックには簡単に対応できる



ロックには厚いピック、ブルースやジャズなどには薄いピックと思っている人も多いようだ

単にイメージの話だと思う


実はロック系のギタリストにもバッキングが主体ならば薄いピックを好む人も多いのだ

ソロとは逆に音のムラを少なくする為なのだ


ブルースで重要なのはとにかく音の強弱なのだ

特に強くピックを振り下ろす時に独特のアタック感を得るのだ

この場合に弦に負けるような薄いピックでは『あの音』は出ないのだ


ネットでもピックを研究している人が多いようなので参考にしていただきたい

あまりのマニアックさに引いてしまう人も多いと思うが・・・

こだわる人にとってはそのくらい重要であるという事なのだ


私の場合には現時点で理想のピックに出会った気がしているが・・

今後も良いピックがあれば試してみたいと考えているのだ


奥が深い世界なのだ


今回も簡単な音源を作ってみたのだ

ジムダンロップの厚めのピックで弾いているのだ

心の師匠であるヴァイ氏の楽曲をイメージしてみたのだ




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ギター主体の素人作品は楽しいなぁ・・(^_-)-☆

2013年11月17日 | 日記
本日、二話目なのでお間違いなく・・

今週は効率良くブログを更新できた気がしているのだ

やはり常連読者の方々の応援が私のモチベーションを上げていると思える


私の愛読書の一つであるサウンドデザイナーの新刊が発売になったのだ

毎月、素人さんの投稿コーナーを楽しみにしているのだが・・・

今回は参加者が少なかったのだろうか?


ブルースハープの作品があったのは興味深かった

手軽に始められる楽器はどんどんと作品に取り入れるのも良い考えだと思う

どんなに上手い人でもギターオンリーでは引き出しに限りがあるのだ


聴いている人も弾いている本人も飽きてしまうようではダメだと思う

素人音楽は創意工夫あるのみなのだ


ストラトの弦交換が完了したのでちょっと弾いてみたのだ



ビタQのオイルコンデンサーのエージングも順調に進行しているようだ

弾くたびに音に艶が増していくのが感じられるのだ

ハープも近所迷惑に気遣いながら楽しんで吹いているのだ

youtubeのみがお手本というのも私だけだと思う


『サウンドデザイナー12月号素人投稿コーナー』


少々、予告しておくと次回はピックのお話をしたいと考えているのだ

ギター弾きの悩みでありもっとも重要な相棒なのだ


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ついに究極の安レスポールが完成したのだ(^O^)/

2013年11月17日 | 日記
ついに究極の安レスポールが完成したのだ




低価格帯のギターにお金をかけてカスタムすることには賛否両論あると思う

基本的に私は賛成派なのだ


ギターの金額を問わず、好みのギターを作り上げることは楽しいと思うのだ

高級ギターと安ギターではカスタムのポイントが異なるように感じる


高級ギターの場合、さらに良い部分を伸ばす、良い部分に個性を付加するという考え方になる

一方の安ギターの場合には足りない部分をカスタムで補うという違いがあるように思える


安ギターの場合、コストの問題からパーツにお金をかけられないというデメリットがある

しかしながら、各パーツのコストを極限まで削減する事で初心者でも購入し易い低価格を実現しているのだ


良く考えてみれば、ギターの価格設定は不思議なのだ

正規輸入のダンカン製のピックアップ二基と同じ金額で購入できるギターが存在するのだ

場合によってはピックアップ一個の価格と同程度の入門用ギターもあるのだ


少しばかり良いギターを手に入れると安ギターを馬鹿にする傾向が見られる

これは日本人特有の悪い部分だと思う(すべての人ではないが・・)


物の価値を購入金額で決めるのも日本人特有の発想なのだ



私も皆さんと同様にネット検索が大好きで色々と調べているのだ

ネットに意見を発信している人々の多くはレスポールに限っては『ギブソン信者』の場合が多い

最高峰だけに分からなくもないが・・・

他にも良いギターは沢山あるように思える

「所詮、コピーモデルを改造してもギブソンの音にはならないよ」

というような意見を良く見かける


実際のところ『ギブソンの音』とはどんな音だろうか?

こんな意見を述べる人々はレスポールのどんな音をイメージしているのだろうか?


レスポールを愛用するプロギタリストは多い

私が敬愛しているギタリストの多くがギブソンを使用している(していた・・)のも事実ではある


特にレスポールのお手本的な演奏として参考にしているのは・・

ゲイリームーアとジミーペイジなのだ


共に一流のギタリストだがその音は対極にあるといえる

皆さんも何度もお聴きになったことがあると思う



実際のところ、ギブソンの音といってもレスポールにも何種類もランナップが揃っているのだ

おそらくギブソンの音とは『スタンダード』辺りを指しているのだと思う


多くの人がギブソンの音とその他のメーカーのコピーモデルの音を聴き分けられないと思う

コピーとはいえ、それなりの条件を満たしているギターに限定されるが・・・



”ギブソン≒良い音・・”

だと信じて疑わない人が多いようだ


もちろんこれはUSAフェンダーにも共通して言えることだと思う


”USA製ギター≒高価なギター・・”

という事になる


高価なギターには良い音であってほしいと願うが・・

その辺りは好みの問題なので何とも言えないのだ

それが『音の世界』なのだ


月に数分も遅れてしまうスイス製の自動巻きの時計を競い合って買い漁る小金持ちが多いのも日本特有なのだ

余談だが世界の中でも各種ブランドショップの店舗数がダントツで多いのが日本らしい


あらゆる技術レベルが世界屈指のトップレベルであるにも関わらず未だ欧米文化に憧れているのだ

少なからず私にもそういう部分はあるように感じる

USA製のストラトを手に入れた時点で私も仲間入りという事なのだろう・・


実際のところ、色々なギターを弾いてみて感じたことがある・・

ギターの音を決定づける部分の多くはボディとピックアップだと思う


世界のメーカーの中でも材のシーズニング専用工房を持っているのはギブソンとフェンダーだけなのだ

コストもかかるうえ、広大な敷地が必要になる


そもそも他のメーカーはそれほど材のシーズニングには拘っていないのだ


この辺りの考え方の相違が音に影響しているのだと思う

さらには世界の良い材の多くが優先的に両メーカーに出荷されている事実もポイントなのだ

最近では世界的に材が不足気味なのでこの鉄板も崩れかけているようだが・・・


レスポールに限っていえば、良い材はカスタムショップ製のギターに優先的に用いられている

50万円を軽く超えるようなギターと楽器店の店頭に並んでいるギターを比較するのがそもそもナンセンスなのだ


先にも述べたが・・・

良い音の基準は人それぞれなのだ


ありあえない話だが・・

万人のギター弾きがみんなギブソンを持っていたら面白くも何ともない

むしろ、ちょっと不気味だと思う


無理をしないで自分が購入できる範囲で楽しめば良いと思うのだ


少々脱線気味になってしまったが・・・

安ギターの改造は十分にありだという事を証明したいと思うのだ


パーツの交換による伸び代は高級ギターの比ではない

特にピックアップを交換するだけで別物に生まれ変わるのだ



安ギターにも当たりとハズレがあるようで当たりの個体限定の話なのだ


「ボディが良く鳴るね~」

という感じでボディの弦振動を良いギターの基準にしている人がいる


レスポールとストラトで単純に比較した場合、弦振動を伝達するという意味ではストラトに軍配が上がる

ボディ裏から弦を通した方が弦の振動を伝え易いのだ

つまりは生鳴りが大きいという事になるのだ


厳密にはストラトタイプでもブリッジをフローティングさせている状態と固定している状態でも異なる

弦は裏通し、ブリッジは固定という形のギターが生鳴りが最も大きいギターなのだ


生鳴りが大きいギターが太く抜ける音が出るギターとは限らない

生鳴りはショボイが・・実際にアンプに接続して音を出してみると魅惑的な音色を奏でるギターがある


当たり前だがエレキは『電気ギター』なのだ

弦の振動をいかに効率よくピックアップが拾ってくれるか?

という部分が最も重要なのだ


最近の私はすっかりコンデンサーの魅力にハマってしまっているのだが・・

コンデンサーはピックアップが拾った音に艶を加える役目に過ぎない


美味しい料理と隠し味のスパイスをイメージしていただきたい

不味い料理にスパイスを加えても大元の味を変えることはできないのと一緒なのだ


”(それなりのボディ材+良いピックアップ)+コンデンサー交換≒良い音のギター・・”



これは私のカスタムコンセプトなのだ


色々な安レスポールがあるが・・

グラスルーツのレスポールタイプは当たれば一番化けると思う

「何か買おうかな・・?」

と考えている方は候補の一つに加えてみては如何だろうか?


久々にカスタムの集大成ということでレスポールらしい音源を作ってみたのだ

ボトルネック奏法の奏者、伝説のデュアンオールマンの音色を真似てみたのだ



ボトルネックのソロはフロント、バッキングはリアで弾いているのだ

フロントはあえてトーンを絞ることで古き良き時代の『いなたい感じ』を表現してみた

王道的アルペジオとカッティングも加えてみたので聴いてみていただきたい



レスポールの改造が一段落したのでストラトやアリアの弦交換&ネック調整をする予定なのだ

私のギター遊びは尽きないのだ

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安レスポールの音はコンデンサー交換で改善される?

2013年11月16日 | 日記
グラスのレスポールのピックアップカバーも無事に取り付けが完了したのだ



前回もお話したように音色の『積極的改善』という目的でコンデンサーの再交換を実行したのだ

常連読者の方々はご存じだと思うがすでにオレンジドロップを二基付け替えているのだ



「オレンジドロップなのになんで交換するの?」

という感想を持った方もいると思う


実はこのオレンジドロップは『P-90』用をあえてチョイスしたものなのだ

ハムバッカーとシングルの中間的な音色が特徴のピックアップなのだ


ダンカンのピックアップがオープンタイプという事を前提に高音域を抑える目的で選んだのだ


今回の改造ポイントはカバーを取り付けた事による若干の『音の籠り』の解消なのだ

気付かない人も少なからずいると思えるほど微妙な違いなのだ


コンデンサーの種類と抵抗値を変更する事で改善を試みるのだ


コンデンサーの交換に興味がある方はネット検索などで本格的に調べていただきたい

コンデンサーに取りつかれた人々が詳しく説明しているので参照していただきたい


特に抵抗値の理屈が理解できないうちは交換に踏み切れないと思うのだ


今回、フロント用として購入したコンデンサーなのだ



フェルナンデスがリリースしている『DEL-RITMO』というオイルペーパーコンデンサーなのだ

すでに取りつけられているオレンジドロップよりも抵抗値が低い製品なのだ


過去にご紹介したアイバニーズに取り付けたコンデンサーと同じタイプなのだ

オレンジドロップよりもさらに高音域の分離が良いと感じられる製品なのだ

前後で異なるコンデンサーを取り付けてみるのも面白いと思ったのだ


あえて同じメーカーに拘る理由もないと思う

余談だが同一メーカーでも前後で抵抗値を変えるという場合も多々あるようだ


基本的にネック側とブリッジ側では音色に開きがあり過ぎる

音作りという意味では良いと思うがバッキング→ソロ→バッキングというように
演奏中に頻繁にピックアップを切り替えるようなシーンにおいては不都合に感じられることもある


つまり前後の音の均一化というのも考え方の一つなのだ

まぁ、ピックアップの高さ調整、コンデンサーの抵抗値変更などをしても
同じ音色になることはあり得ないが・・・


少なくとも同じ楽曲内で使用する場合、

フロントが甘い音色のジャズ向きの音、リアがギンギンのロックサウンドというのでは使い難いのだ


何となく私の言いたいニュアンスが伝わっているだろうか?


作業の効率アップの為に今回もポットを取り外して作業を進めたのだ



これだけで格段に作業がし易くなるのだ



確実にハンダ付けをする為にヤスリがけをするのも有効なのだ



特に古いハンダは極力除去しておいた方が都合が良いようだ


取り付けたコンデンサーなのだ



古いコンデンサーは使う予定がないので足から切断したのだ


実際にキャビティ内部に取り付けた画なのだ



さらに拡大してみた




本当はここで完了の予定だったのだが・・・

リアもさらに音色を煮詰めることにしたのだ



新たに購入した取り付け前のオレンジドロップなのだ


取り外したものと比較してみた



太鼓部分の大きさが異なるのがお分かりいただけると思う


今回購入した小さい方がよりレスポール(ハムバッカー)向きなのだ

交換によってさらに高音域の抜けとバランスを追求したいと思うのだ


実際に取り付けた画がコチラなのだ



もう一枚・・・




裏ふたを閉じて完成なのだ




今回も狙い通りの音に仕上がったようだ

特にフロント側を他のメーカーの異なるタイプにした事が功を奏したようだ


音を言葉で表現するのは難しいが・・・

バランス良く抜ける音になったようだ

カバーを取り付けている事を忘れてしまうほど音の分離が良いのだ


すでに良い音なのだが・・

ピックアップカバーの馴染みと共にコンデンサーの『エージング』が不可欠なのだ


弾き込めばさらに音が良くなる(馴染む)と思うのだ




特に古いコンデンサーは再利用の予定もないので廃棄してしまった


このような部品を小箱に大切に取っておく人もいるようだが・・

私にとっては消耗品なのだ



コンデンサー交換もハマるとピックアップ同様に奥が深い世界のようだ


読者の皆さんも是非ともご体験いただきたい




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ダンカンPUにカバーを付けてみた・・第二弾!

2013年11月15日 | 日記
前回はESPのカバーを購入した件までお話したと思う



早速、作業の説明に入りたいと思うのだ


作業を効率良く進めるには弦を取り外してしまった方が良い

実は数日前にカッティングの練習中に5弦が切れてしまったのだ

ピックアップにカバーを取り付けることが決まっていたのでそのまま放置しても良かったのだが弦を替えたのだ

切れた弦を放置できないのも性格なので仕方無い


以前にもお話したと思うがレスポールタイプのメリットは弦を外さなくても作業できる点にある



私の場合、このようにビニールテープで数か所ほど弦を固定する

さらにブリッジ付近はマジックテープで仮留めしておくのだ



これで弦を移動しても絡まることがないのだ

ストラトタイプのギターではこの方法は使えない


カバーの取り付けのポイントの一つはハンダの付きを良くする事なのだ

購入時のカバーは塗装で通電が悪くなっているのだ

ハンダ処理をする部分(カバーの内側)を予めヤスリで削っておくのがお約束なのだ



取り付けたカバーは『ロウ付け』という作業が必要なのだ

湯煎したロウの中にピックアップを浸けるのだ

隙間をロウで埋める事によってハウリングを起こり難くするのだ


何でハウリングするのか?

カバーが共振する事によってハウリングを誘発するという理屈なのだ


結局のところ、カバーを共振しなくすれば解決するのだ

とりあえず、カバーを取り外すことはないが・・

今後、カバーを外すことを想定して作業を進めたのだ


ロウを流し込む代わりに強力両面テープで代用してみたのだ



この方法は楽器店のお兄さんのお薦めの方法なのだ

以前にネットでも見かけたことがある

非常に理にかなった合理的な方法だといえる


実際のヤスリがけはこんな感じなのだ



ピックアップ側も脱脂しておくのだ



仮留めでエスカッションにカバーを付けてみたのだ



ピッタリなのだ


オープン使用時はマグネットはフラットなのだがカバー装着を想定して少し突き出しておく



微調整はカバー装着後になる


ピックアップに両面テープを貼ってみた



真ん中くらいで良いと思う

しっかりと圧着するのだ


この作業を怠ると後々にハウリングの原因になってしまうのだ

まぁ、大音量のアンプで鳴らすという機会がない場合にはシビアになる必要もない気がするが・・


実際にアース落としの為にハンダ付けをしてみたのだ



カバーの内側とピックアップの裏側が触れていれば大丈夫なのだ



取り外しの事を考慮してハンダは少量に抑えたのだ


実際にボディに装着した画がコチラなのだ



拡大してみよう



エスカッションに隙間なく取り付けられているのがお分かりいただけるだろうか?


テールピースを元に戻しつつ弦を取り付けたのだ




今回のピックアップカバーとは無関係だがロッドカバーにも細工したのだ

コンター加工したエピフォンについていたカバーを流用したのだが・・・

『Gibson』という文字がプリントされていたのだ

カバーのデザインは気に入っているのだが実際に本家とは無関係なので気になっていたのだ



文字を消してブラック仕様にしたのだ


どうでも良い部分だがこういう細かい所も煮詰めることで全体の完成度が高まると思うのだ


実際に弦を元に戻したのがコチラなのだ




全体をご覧いただきたい



角度を変えてもう一枚・・



非常にレスポールらしいルックスになったと思う


ある意味では購入時というか・・

デフォルトの状態に戻った感も否めないが・・・


ご存じのとおりピックアップはダンカンなのだ


”羊の皮を被った狼・・・”

という感じなのだ


実際に配色に悪いノブをスピードノブに交換した事で精悍なルックスになったのだ



細かい部分だがトグルスイッチのツマミもヴィンテージタイプに交換したのだ




何だかんだでカスタム費用が購入金額に肉薄する結果になってしまったが・・

かなり満足度が高い一本に仕上がったと思うのだ




エピフォンを手放す時に手元に残した高級ケースを埋める・・というのが当初の目的だったのだ



そんな軽い気持ちで購入した安レスポールが『使えるギター』に生まれ変わったのだ


ちなみに『ボブレン』というメーカーのケースなのだが本家レスポールの上位機種である『ヒスコレ』の純正ケースなのだ

お手頃なレギュラーラインのレスポールはロゴが入った黒いケースが採用されているのだ


ネットなどで1万円くらいで販売されている品質のケースに近いと思う

憧れのロゴが入っているだけに販売価格はそれなりだが・・・

まぁ、そういうものなのだ


エピフォンをケース付きで手放した前のオーナーに感謝なのだ

おそらく自転車&電車移動という若い世代のギター弾きだと思う


実際、ケースの価値を知ったのは購入後なので偉そうな事も言えないが・・・



薄メイプルトップとは言いながらも美しい木目なのだ


余談だが・・暇な時にダンカンのカタログを眺めているのだ

興味ある方はお近くの楽器店で手に入れていただきたい



ピックアップの注文の際に役立つと思う


とりあえず、ここまでがカバーの取り付けなのだ


すでにカバー付きのギターをお持ちの方は試しにカバーを外してみては如何だろうか?

カバーの下のピックアップを確認しておくのも悪くない


実際にカバーを外す事によって確実に音抜けが良くなるのだ

ルックスを取るか?

音色を取るか?

とうのもレスポール弾きの悩みのタネなのだ


カバー付きの音色が好きだという人も多いのだ

とくにブルース系にはカバー付きが好まれるようだ


実はカバーを取り付けた事でフロント側の音抜けが悪くなってしまったのだ

変わったといっても微妙な差ではあるが・・・


しかしながら、ここまで煮詰めただけに気に入らない部分を放置することもできないのだ

『コンデンサー交換』で乗り切ろうと計画したのだ


すでにオレンジドロップが二基搭載されているのだが・・

他のメーカーで異なる抵抗値を視野に入れて検討しているのだ


実はすでに購入して取り付けてしまったのだ

結果は100点満点の出来なのだ


この辺りは次回にお話したいと考えているのだ


”ピックアップカバー&再コンデンサー交換・・・”

の音源もご用意できればいいなぁ・・と思っているのだ


トータルの仕上がりは安レスポールの領域を越えているのだ

言い過ぎではないと思う


安ギターの改造に苦慮している方の参考になれば幸いだと思う











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