読者のみなさんの中にも学生さんが多いように感じる
当ブログの過去記事などの傾向から読み取れるのだ
読者層が感じられるのは筆者の私としても有り難い
万人にウケるブログなど皆無なのだ
これは商売にもいえると思う
ターゲットの絞り込みが下手なショップは伸びない
絞り込みは大事なことだと思う
イメージとしては『脱初心者』なのだ
ギターとの関わりや接し方に悩んでいる層に何かをお届けしたい
伸びや病む方々への助けになれば幸いなのだ
ここでひとつ整理しておきたい
ギターを弾くにあたり大切なことは何だろうか?
個人的には精神だと思っているのだ
技術的な部分はどうでも良い気がする
読者の皆さんは何かの大会や競技にエントリするわけではないのだ
趣味として楽しくギターを弾くことが目的だと思う
どうすればギターと楽しく接することができるのか?
これは非常に難しいテーマだと思う
仲間とワイワイとバンドを楽しみたい人もいる
自宅でひとりで宅録にハマる人もいる
ギターを弄ったりすることが楽しい人もいる
楽しみ方は千差万別だと思う
私はギターは弾いてナンボだと思っているのだ
ギターを買ってみたものの弾かなくなってしまう人も多い
勢い余って高額なギターを買ってみたのものの持て余している人もいる
私は常にギターを快適に弾く為の環境整備に知恵を絞っているのだ
最近はギターや機材よりも『環境』について色々と思うことが多くなっている
現状としてギターや機材は間に合っているような気がする
多くの物は古くなると性能が劣化するがギターはそうもいえない部分がある
新品のギターよりも古いギターの方が勝っている部分も多い
これもギターの面白みのひとつだと思うのだ
困ったことにギターは放置していても良くはならない
時間の経過と共に朽ちていくのだ
風化という表現をする人もいる
ギターは使い続ければ生涯現役でいられる
消耗品を交換しつつ、不具合は適宜修理すれば良い
実践で使われてきたギターには独特の雰囲気があるのだ
これもギターの魅力のひとつだと思う
私はギターを弾くことを『入力』と表現しているのだ
自分の魂やエネルギーを注入するようなイメージで弾いているのだ
学生さんの中には進学を機にギターの買い替えを考えている方も多いと思う
お金があるならば、買い替えや買い足しには賛成なのだ
金策に苦慮する状態ならば現状維持で良いと思う
ギターを一本も持っていないという人は楽器屋さんに直行なのだ
ギターは持っているが壊れている人も同じく楽器屋さんにGoなのだ
とにかく手に馴染むギターが一本は欲しい
アンプか?マルチか?それはどちらでも良いと思う
本気に上達を目指すならば両方を揃えたい
高価である必要はないのだ
「安物って音悪くねぇ?」
という巷の声を今でも耳にすることがある
高額なギターや機材を揃えれば理想の音が出せるのだろうか?
私には些か疑問に思えてしまう
「ギターの音は指先で創り出すんだよ」
これはジミヘンが遺した名言なのだ
真の意味でギターの楽しさを知った人には理解できる言葉なのだ
不思議なものでギターはある日突然に開眼することがある
長年抱えていた謎が一気に解けることがあるのだ
ダラダラと弾いていても何も生まれない
一方で頭ばかり傾けていても何も生まれない
”考えながら弾く・・”
これはギター上達の最重要ポイントなのだ
ギターを楽しく弾く為にはどんなギターが必要なのか?
高額なギターだろうか?
答えは
”自分に合ったギター・・”
なのだ
自分に合ったギターとは?
自分の体に合ったギターということ
自分の好みの音色を持つギターであること
この二つに集約される
特にネックは軽視できない
車で喩えるところのハンドルなのだ
体が小さい人がバスのようハンドルで運転しても上手くならない
上手くなるまえに疲れてしまう
もっというならば嫌いになってしまう
「このネックって手に馴染むんだよね」
という人の中にも勘違いしている人がいる
明らかにネックのサイズが合っていない
手が小さい場合には太めのネックを持つギターは諦めた方が良い
ギターは飾り物ではない
私も手が小さい方ではないがレスポールのネックは太すぎた
ダメではないが出来ない事が多く感じられた
欧米の人にはジャストなサイズなのだろうか?
逆に手が大きな人が細く薄いネックを使うこともお勧めできない
いずれにしてもジャストなサイズが一番ということ
自分で分からない場合には楽器屋さんでチェックしてもらうことが良い
プロの経験と知識は想像以上だと思う
「自分が好きなギターを選べばいいんですよ」
という無責任な楽器屋さんには何も期待できない
お客さんの買い物に熱くなれない店員さんに何を期待するのか?
親身になって耳を傾けられない人に何を求めるのか?
残念なことに楽器に飽きてしまっている店員さんがいることも事実
「給料貰えればいいかな?」
私にはそういう人が分かってしまう
間違ってもお友達にはなれない
まだ何も達成してないのに悟っているギター弾きは悲しい
とても残念に思える
ギターという楽器は無限の可能性を秘めているのだ
同じギターでも弾き手が変われば別物になってしまう
これこそがギターの醍醐味だと思う
私の趣味はギターを弾くことなのだ
廉価のギターを上手く使うことに遣り甲斐を感じてしまう
何度もいっているが最近の廉価ギターは良く出来ているのだ
その性能はまったくもって侮れない
そのままで使えるか?
という問いには微妙なのだ
最低限の調整と必要な改造を施せば上級者でも楽しめる
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改造費と本体価格が同じになってしまった
個人的にはその仕上がりに大満足なのだ
ビギナー向けという仕様が故にネックは細く薄い
弾き心地としては物足りない部分もある
その辺りは購入前に承知しているのだ
「こんなはずじゃなかった・・・」
はこのギターにはなかった
すべてにおいて想定内なのだ
ガンガンに使えるサブギターが欲しかった
このギターがどんなに使い易くてもメインになることはない
転倒必至のスタジオ遊びなどにはこのギターで十分
悪天候での演奏もこのギターなら気兼ねがない
ネックが細く薄いにも関わらず丈夫というのも廉価ギターのあるある
塗装が厚いことはご愛敬なのだ
私はレリック加工の工程で極薄に仕上げているのだ
廉価ギターの良い部分を最大限に引き出し、悪い部分を払拭しているのだ
メインのギターは大切に使い、サブギターで色々と実験するのも悪くない
学生さんなどは自分でハンダ作業に挑戦してみるのも良いと思う
ハンダが出来るようになれば、格安でパーツの交換が出来るようになる
自分で弄れるギターには愛着が湧くのだ
話は変わるが・・
読者のみなさんはテレキャスにどんなイメージを持っているだろうか?
テレキャス弾きとしてどんなギタリストをイメージするだろうか?
私は日本人ならば布袋寅泰氏なのだ
年代的にも良く聴いていた
当時、ハム派だった私にはピンとこない部分も多かった
現在はドンピシャなのだ
シングル系のロックの音の教科書的なプレイに心酔してしまう
聴き慣れた有名なリフも真剣にコピーしてみると難しい
本当に良く練られたリフだと思う
氏の原点はテレキャスとJC-120ということなのだ
クリーン系のアンプと歪みペダルを流行らせた立て役者なのだ
その貢献度は計り知れない
いまでも『ジャズコ』はスタジオの定番
学生さんは真空管アンプにばかり目がいくようだが実は隠れた名器なのだ
スタジオに持ち込んだ自分のペダルが活きる
腕試しにもなる
クリーンのアンプでロックな音が作れる人は脱初心者
何だろう・・
音作りが下手な人は何かが抜けているのだ
私の知り合いもそういう人がいる
勇み足で重苦しいペダルボードを持参する
そのわりには微妙な音とプレイなのだ
一方で上手い人はとにかく機材が少なく軽い
ちょっとしたセッション遊びもカジュアルに楽しんでいる
ギターに身構えるところがないのだ
プロだとChar氏がすぐに頭に浮かぶ
以前にChar氏と布袋氏のセッションをYouTubeで観たことがある
色々な意味で身震いしてしまった
私を含む素人ギター弾きに足りない物が満載なのだ
今までに立ち姿がカッコいい素人さんに出会ったことがない
私も自分が格好悪いことを知っているのだ
それ故にアングラでの活動をメインにしているのだ
座椅子に座ってギターを弾いているのだ
まったく汗をかかない安楽なギター弾きなのだ
海外のギター弾きではペイジ師匠(バンド初期)とジョン・フルシアンテなのだ
その他にも多くのテレキャス弾きがいるのだろうが私に思い浮かばない
テレキャスといえばカッティングと単音リフだと思う
その辺りを理解している人にとっては面白いギターになる
コピーするならばテレキャスをメインに使っている曲に限る
頑張って最後まで弾き切れば何かが見えてくる
これはストラトにもレスポールにもいえる
そのギターを使った有名な曲を弾き切るのだ
美味しいフレーズだけどつまみ食いしても意味はない
特に中級を目指す方は違ったアプローチを考えると良いと思う
ギターを始めたばかりの頃と同じ思考では成長しない
思考は同じままで機材だけがステップアップするケースもある
所謂、『大人買い』なのだ
私の知り合いにもそういう人が多々いるのだ
腕が伴わない状態なので結局飽きてしまう事が多い
レギュラーラインのストラトが高級ギターかは知らないが・・
庶民の私にとっては高額なギターなのだ
購入時には興奮した
現在は良い意味で道具になった
道具だと思える私はギター弾きとして幸せだと思う
サドルのイモネジやブリッジの支柱の修理など多々自分で行った
道具として使い易くする為のびブラッシュアップなのだ
ギターは道具であるべきだと思う
日常の良き相棒なのだ
布袋氏の傍らにあるテレキャスは氏の体の一部という感じがする
まさに一心同体なのだ
ギター弾きの理想だと思う
char氏とストラトの関係性も然り・・
極めたプロから学ぶべき点は多い
コピーが音の真似だと思っている人は勘違いなのだ
コピーが上手く出来ない原因の一つになっている
何故そのギターなのか?
自分なりに考えてみると良いと思う
雑誌などに目を通すのも良いと思う
「この音ってカッコ良くねぇ?」
という感じで情報も知識もなくコピーに取りかかる人がいる
残念だが挫折コースなのだ
可能ならば、コピー完了後に録音してみると良い
バンドとしてのギターを立ち位置を知ることになる
音量が大きすぎてもダメ、音質も他の楽器に合わせるのだ
そこまで出来てこそのコピーなのだ
他の楽器の音を良く聴くこともコピーの必須事項なのだ