五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

児童憲章を読むと見えてくる

2011年06月03日 | 第2章 五感と体感
日本は法治国家です。

法に縛られて身動きが取れない!という話題も東日本大震災以降しばしば耳にします。

しかし、大抵の場合、法によって私達の生活は守られています。

子供の心身に関わる仕事をしている性質上、日本国憲法、教育基本法、学校教育法、児童福祉法、児童虐待防止法、少年法等に目を通す機会が多くあります。
そして「児童憲章」を何度も読み返します。

日本は八百万の神の国であり、同時に宗教に対して拒否反応を示す方も多くいらっしゃいます。
聖書や仏典もだいじですが、私達は法律のもとで安心を得ていることを忘れてはなりません。

生活をより良くしていくために「政治家を私達が選ぶ」のです。というか、そのはずなのです。

ヨーロッパでは、フリーメイソンが「自由・平等・博愛」という理念を掲げ、それが今では人々の血と肉となって「人間観の素地」として成り立っているように見受けられます。
実際、パリの裁判所の入口には大きく「自由・平等・博愛」の文字が刻み込まれ、革命の象徴であるルイ16世、マリーアントワネットが幽閉され場所が裁判所に隣接しています。
かつての貴族社会の差別を象徴するサンシャペル(教会)も裁判所の敷地から入ることができ、見事なステンドグラスに
息を呑みながら、過去の事実と向き合っているわけです。

過去の事実と向き合うことで、現実に起こっている問題対処の思索が否応なくできるのです。

現実に起こっていることと向き合う時に祈りも大切ですが、それと同時に、もう一度「日本国憲法」を読み、自分の軸を正していきたいと思います。

個人的には、児童憲章に目が離せません。なので、下記に一部を記します。

★われらは、日本国憲法の精神に従い、児童に対する正しい観念を確立し、すべての児童の幸福をはかるために、この検証を定める。

★児童は人として尊ばれる。

★児童は社会の一員として重んぜられる。

★児童は良い環境のなかで育てられる。

以下、12ほどありますが、

1.すべての児童は、心身ともに、健やかにうまれ、育てられ、その生活を保障される。

2.すべての児童は、家庭で、正しい愛情と知識をもって育てられ、家庭に恵まれない児童には、これに関わる環境が与えられる。

3.すべての児童は、適当な栄養と住居と被服を与えられ、また疾病と災害からまもられる。

~~

9.すべての児童は、よい遊び場と文化財を用意され、わるい環境からまもられる。

~~

12.すべての児童は、愛とまことによって結ばれ、よい国民として人類の平和と文化に貢献するように、みちびかれる。

以上、児童憲章抜粋しました

どうか政治家の皆様、初心とは何かをもう一度見つめ直してください。
今一度、日本国憲法や、このような児童憲章を読みなおし、自己の哲学を再構築していただきたいと願います。

現実と向き合い、実行あるのみです。

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