五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

若狭神宮寺の薬師如来

2014年01月17日 | 第1章 意識と知覚
昨日、絵ハガキの寒中見舞いが友人から届きました。

若狭神宮寺の薬師如来の写真です。

物凄くセンスの良い、しかも高い技術を持つ仏師が彫った仏様を観た瞬間、一日の疲れが吹っ飛びました。
お顔良し、ラホツ良し、袈裟も良し、眼差し、眉から鼻筋の曲線も美しや。。。ああ美しや^^。。。

若狭神宮寺といえば、東大寺で行われるお水取りと深く関係のあるお寺です。
伝説によると、若狭と奈良の東大寺は地下水が結ばれており、お水取りが始まる前週の2月末に若狭で東大寺二月堂の袂にある井戸から水を汲むための水を取るのです。
それを「お水送り」と云います。

3月1日から14日までのお水取り(修二会)のクライマックスでもある閼伽井の井戸から水を取る行事に繋がるのです。

冬至から小寒、大寒と時が過ぎ、節分が過ぎると凍りついた水の温度も少しずつ緩んできます。

春分に向けて森羅万象が動きだす頃までに整えるべく精神を神様仏様キリスト様があれこれと人に課題を与えていく時期でもあります。
そう思うと、寒さの厳しい日々も心を整えることで温かさを自分の内から湧かせることもできそうです。

若狭、鞍馬、京都、奈良、天河、熊野三山が地図上で真っ直ぐな線で結ばれます。
太古の人々が編み出した見えない規則に守られている自分は幸せです。
この一直線を旅することが私の目標なのですが、残すは若狭と天河です。一度に廻っては勿体無いので、あれこれと回り道をしながら自分の結願を叶えていきたいものです。

それにしても私の喜ぶツボを理解してくれている友人の存在は有難いものです。

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