五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

自分の状態

2014年09月26日 | 第2章 五感と体感
自分の欲求や要求ばかりに気を取られていると自分の状態が多角的に見えなくなります。
家族や友人が、見えなくなっている人にアドバイスをしたところで、本人の欲求や要求がその人自身の個性になっていれば、焼け石に水のようなものです。
自分の欲求や要求がかなえられたとしても、自分の傾向を自身が受容していないと、同じように欲求や要求が芽生えてくるので、いたちごっこのようになります。
その繰り返しであれば、周囲が疲れ果てていきます。

前日のブログにも書いたとおり、どこに何を片付けるかが自分で成されていくようになると、自分の状態が自分自身で見えてくるのです。
自分の状態が見えてきた時に、自分がどのくらい散らかった生活をしていたかが解ったりします。

散らかりっぱなしの暮らしをしていると心の安息が得られません。
どこか宙に浮いた様な中途半端さの中で不安感が増大していきます。この状態だと自分の欲求と要求ばかりに囚われ、不満な自分に頑なになり、休まる間もありません。

一つの仕事に没頭していると、目的に邁進しているために片付けるという情動が起きませんが、仕事が片付くと、急に目の前の散らかりようにストレスを感じたりします。

そうやって、人は自分の身辺を片付けながら心身のバランスを取りながら生きているようにも思います。

自分の状態を片付けることは、自分の原型を顕わにすることでもあるかもしれません。
自分の原型を自ずと受容すると、毛穴のふさがりも無くなりお肌もきれいになっていくのです。

感情の整理と物の片付けについて大きな関連性があるのは間違いがなさそうです。

私自身もここ一カ月取りかかっていたものが落ち着いたおかげで、部屋がきれいになりました。
これから新たな仕事に取り掛かるので、多分、また一カ月、散乱するものに眼もくれなくなる生活が始まる予感がしています(笑)
このようなパターンでお片付けしながら心と身体のバランスをとってゆきたいものです。

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