五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

美しい日本語

2017年02月13日 | 第2章 五感と体感
美しい日本語2017年2月13日

「灯台もと暗し」というのはこの事で、山手のイギリス館に初めて足を踏み入れました。港の見える丘公園の敷地内にあることすら知らずに、いつも通り越しておりました。

ソプラノの三人の歌手が日本の歌を披露してくださり、日曜日の午後は美しい日本語の歌を堪能しました。

昔懐かしい作曲家山田耕作や詩人の北原白秋の作品や林古渓の「浜辺の歌」は、小学生の頃の音楽の教科書に載っていたので、自ずと口ずさむ事ができます。
ドイツに留学した山田耕作が失意を感じながら帰国の途に着く途中、モスクワで出合ったスクリャービンの曲に感銘を受け悟りを得たとのこと。その時に作曲した曲をピアノで聴きながら、山田耕作はフランスに留学したらもっと自由な学びが出来たのだろうな、、、と、思い、才能ある先駆者達の苦労までもが伝わってきました。
きっと、山田耕作がフランスで作曲を学び、ショパンとかプーランクとかシャプリエ、はたまたエリックサティの音楽に出合っていたら、日本の音楽史も変わっていただろうな~、、等、つらつら思いを馳せながら、美しい歌声を堪能させていただきました。
ピアノの習い事にしても、いきなりフランスの音楽を学んでいたら、私も今とは違っていただろなぁ~、と常々思っていただけに、山田耕作を身近に感じました。

満州をモチーフに書かれた「ペチカ」は、北海道が舞台なのかとずっと思っていました。北原白秋が満州で書いた曲は「ペチカ」と「まちぼうけ」だそうです。作曲は山田耕作です。
幼い頃から親しんだ曲の中で、情景の浮かぶ美しい日本語の曲は、やはり北原白秋と山田耕作のコラボのように思います。
「赤とんぼ」は、三木露風がトラピスト修道院で見たトンボから出来た詩だそうです。これも山田耕作が作曲しています。

日本の言葉の美しさを改めて心に留める時間を頂きました。

Nさんの伸びやかなソプラノ、また聴かせてくださいね。
感謝。

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