五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

参勤交代の遺伝子

2017年10月19日 | 第2章 五感と体感



参勤交代の遺伝子 2017年10月19日

江戸時代の大名は、三年周期で参勤交代の義務を課せられました。
各藩の勢力を抑えるためではありましたが、心配する心の深い?家康さんらしい防衛であったようにも思います。そうであるからこそ、江戸時代の江戸は諸々の文化がリアルタイムに伝わり、融合していったのかもしれません。
ここ数年、各県のサテライトショップが益々本格的に整い出し、日本橋や銀座の目立つところに店を構える都道府県が増えてきたように感じます。

現地に行かずとも、その地方の特産物や工芸品を買うことができ、地図や観光パンフレットも豊富に揃い、映像を見せてくれる奈良県のお店などは、日本橋でちょっと一休みしたい時の私の憩いの場となっています。
旬の野菜や果物や、日持ちしない食料品なども簡単に手に入るので、日本橋に行くときは、立ち寄るというよりも、もはや目的地の一つです。

お江戸日本橋に店を構えられたら、江戸時代は、大出世であったことでしょう。
呉服屋さんや味噌屋、米屋に酒屋、金物屋等、江戸時代から続いている店は、大きなビルを持ち、不動産経営をしながら今に至っているところも多いはずです。

大政奉還からおよそ150年。
京都に行けば、江戸時代なんぞ、最近の話と云われますが、東京は江戸時代を起点とした各地からの集合体です。

ここ数年、京橋、日本橋は、巨大なビルが建ち、一層様変わりしています。
そのような背景の中、改めて参勤交代の遺伝子が復活しているような感じがしています。

東京や神奈川に根付いているから故、私自身見えていないものがあるやもしれませんが、地方都市の豊かさに指をくわえる羨ましさは拭えません。

これからの時代、種類の違う豊かさの行き来と上手な融合を期待したいものです。

写真は、徳川慶喜の書いた「日本橋」です。
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