五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

どんな時代に生育したか?

2013年05月25日 | 第2章 五感と体感
昨日は東急セミナーBEたまプラーザの講座でした。

先週の雪谷教室と同じく、お題は「時代性」。

「自分が生き延びてきた理由を理論武装せよ」という固い大テーマを背景に掲げながら、実際は「生き甲斐の心理学」を身の丈にあわせて和やかに学び合っていく講座です。

理論ばかりに気を取られたり、一般的な見識ばかりに気を取られて、大切な個々の個性を見失い、そうしているうちに自分が一体誰なのかが解らなくなっていくことも人の自然な成りであるように思います。

子育てをしているうちに、仕事を続けているうちに、又は退職したり、子育てを終えて自分の時間を持つことが出来たとき、自分とは一体何者なのか?私とは何なのか?と悩むようにもなることは、何も特別なことではないのです。

悩むことは、より良く自分が生きていくための自分への問いかけでありましょう。

でも、悩むことはできても、それを解決するための術がお手上げ状態であれば、ますます悩みが深まります。

平素の勉強会では、今の自分に焦点を当てて、自分を諌めず、ほじくらず、無理せず意識化することを展開するのですが、今月は「自分が生まれた頃の時代性」に焦点を当てることで、「こんな時代に育った自分の解釈」を講座生の皆様と対話しました。

自分や自分が育った家庭環境ばかりに気を取られるのではなく、もしかしたら「こんな時代に育ったおかげで、自分の持っている解釈が構築された」ということに気付くと、自分の器が今までよりも大きくなるように思います。

昨日は、自分自身、そして自分の身の回りの環境のせいではなく、時代が自分をそうさせた。。。という解釈もあることを学び合いました。

年代の違う参加者の皆様の言霊(ことだま)ひとつひとつが尊く、この二週間、私自身、自分の器がちょっぴり大きくなった様な気がしています。

「生育史における時代性の解釈」を深刻にならずに思い出し意識化してみると、今の自分の悩みの解決の糸口になるかもしれません。

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