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今年もやってるやってる~

木村、引退を表明

2016年04月07日 00時10分24秒 | 日本ボクシング
先月4日にWBCライトフライ級王座から陥落した木村 悠(帝拳)。その敗戦一ヵ月後に現役からの引退を発表しています。

王座転落後も栄冠の地位への返り咲きを目論む選手が多い今日この頃。木村の決断は潔く、とても新鮮に映ります。決してしぶとく現役生活を続けている選手達を非難するわけではありませんが、それらの選手たちとまったく正反対な道を歩もうとしている木村の路線も当然の如くアリ、なわけですね。

アマチュアで名を轟かせ、名門帝拳ジムからプロデビューした木村。しかし周囲、そして本人の期待とは裏腹に、日本王座獲得までに8年近くの歳月を費やしてしまいました。プロ16戦目で日本王座についた時の戦績は13勝2敗1引き分け。中々の好戦績に見えますが、KO/TKO勝利は僅か2。そのあたりが木村を存在感が非常に薄い元世界王者にしてしまったのでしょう。


(日本王者時代の木村)

日本王座は3度防衛後返上し、昨年11月、不利の予想と不利の試合展開の中、僅差の判定勝利を収めWBCライトフライ級王座獲得に成功。その王座とは僅か3ヶ月で決別となり、時を置かずして今回の引退発表となりました。


(世界王者時代の木村)

木村の通産戦績は18勝(3KO)3敗1引き分け。厳しい言い方になりますが、世界を獲得出来ただけでも幸運だった、のではないでしょうか。

2008年に喫した初黒星後、東京都内の専門商社に就職した木村。現在も、そして今後もその商社で勤務を続けるそうです。社会生活でも、我慢強く、コツコツと頑張って行って貰いたいですね。
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